IT業界の人材不足により需要が高まっていることからCADオペレーターへの転職を検討する方もいるのではないでしょうか?
しかし、専門的なスキルや知識が必要になることから「転職は難しいのでは?」と考える方も少なくありません。
実際に需要が高まっていることからCADオペレーターに限らず、IT業界への求職者は増加傾向にあります。アピールできる実績やスキルがない場合、資格を取得しておくことで有利に転職を進められるでしょう。
本記事では、CADオペレーターの転職方法をはじめ、おすすめの資格やおすすめの転職サイトについて解説します。
CADオペレーターとは?
CADオペレーターとは、建築業や製造業においてCADソフトを使用して設計図や図面を作成する仕事です。しかし、設計図を作成するのはごく一部で大半は設計士やデザイナーが作成した図面の修正や管理を行います。
経験を積んだCADオペレーターであれば、設計士が作成した図面に対して不備の指摘や改善の提案などを担う方もいます。
スキルや経験の有無にもよりますが、CADオペレーターとして転職に成功しても初めは設計の補助であったり雑務を行うことがほとんどです。
転職後のギャップがないように仕事内容を理解しておきましょう。
CADオペレーターの転職求人数の現状
CADオペレーターの転職求人数は増加傾向にあります。
経済産業省が発表した「IT人材需給に関する調査」によると、IT関連市場の拡大に伴い2030年までIT人材の不足は年々増加すると予測されています。
そのため、多くの企業が人材を求めておりCADオペレーターとしての転職も大きな転機を迎えていると言えるでしょう。
CADオペレーターの求人の探し方やおすすめサイトについては以下のサイトを併せてご覧ください。
CADオペレーターの転職に資格は必要?
CADオペレーターの仕事に就く際に資格は必須ではありません。
しかし、転職の際に資格を持っておけば自身のスキル証明できるため有利になるでしょう。
IT人材不足ではありますが求職者も増えているため、企業側もある程度のスキルや経験がある人材を積極的に採用したいと考えています。
資格がなくとも経験や実績があれば十分に採用されますが、資格を取得しておけばより有利に転職を進められるでしょう。
CADオペレーターに転職した際の年収
もし他の業界からCADオペレーターに転職したら、年収や仕事内容はどうなるのか気になりますよね。ここでは、CADオペレーターの転職についての概要を解説していきます。
| CADオペレーターの年収 | 平均300〜400万円 |
| CADオペレーターの仕事内容 |
|
CADオペレーターの年収は、平均だと300〜400万円とさほど高くないように見えますが、設計士より仕事が軽い会社が多いです。
また、CADオペレーターを長く続けるとディレクターやプロデューサー・役職者等になれて、職種が変わってしまう人が多いのでこのような平均年収となっています。
CADオペレーターは、先述した通り設計図を1から書くというよりは編集したり修正したり、中には一切設計図を編集しないCADオペレーターも存在します。
どのようなCADオペレーターになりたいかを考えて、転職活動の際にきちんと仕事内容を選ぶと良いでしょう。
CADオペレーターの転職で有利になるおすすめ資格5選

CADオペレーターの転職で有利になる資格を5つ紹介します。
| 資格名 | 難易度 | 概要 |
| CAD利用者技術試験 | 普通 | CADに関連する資格で最も知名度が高い。 まずは取得しておきたい資格。 |
| オートデスク認定資格プログラム | 普通 | CAD業界では世界でもトップシェアを誇るAutoCADのスキルを証明できる。 |
| 建築CAD検定試験 | やや難しい | 建築図面を正常にトレース、作成することが可能かを測る試験。 建築業界に携わりたい人は取得するべき。 |
| 3次元設計能力検定試験 | やや難しい | 3次元CADソフトのスキルや知識を測る試験。 近年、需要が高まっている。 |
| CADデザインマスター | 難しい | 建築業や製造業だけでなくアパレルなど幅広いジャンルでの活用が可能。 幅広い知識がいるため難易度は高め。 |
①CAD利用者技術試験
一般社団法人コンピューター教育振興協会が主催し、CADソフトに関する基礎知識・様々な設計図の作図やトレース技術が求められます。
CADに関する資格の中で最も認知度が高いため、転職をするのであればまずは取得しておきたい資格です。
また、パソコンに関する基礎知識や付随する業務知識も必要です。本資格は以下の2つに分かれています。
- 2次元CAD利用技術者試験
- 3次元CAD利用技術者試験
| 受験資格 | 基礎、2級:制限なし 1級:過去の1級資格保持者、2級資格保持者 |
| 費用 | 基礎:4,400円 2級:6,050円 1級:16,500円 |
| 試験方法 | 基礎:筆記試験(50問、選択方式) 2級:筆記試験(60問、選択方式) 1級:実技試験+筆記試験(25問) |
②オートデスク認定資格プログラム
オートデスク社が開催する世界共通の認定資格です。
AutoCADはCAD市場の中でもトップクラスのシェアを誇るため、取得することによって高い信用を得られます。
AutoCADソフトは使用している企業も多いため、オートデスク認定資格を持っておけば転職では有利になるでしょう。
| 受験資格 | オートデスク認定ユーザー:制限なし オートデスク認定プロフェショナル:400時間〜ソフト経験者 |
| 費用 | オートデスク認定ユーザー:7,700円 オートデスク認定プロフェショナル:13,200円 |
| 試験方法 | オートデスク認定ユーザー:選択式試験、実技試験 オートデスク認定プロフェショナル:実技試験 |
③建築CAD検定試験
CADを使用し、建築図面の作図を行う実践型の資格試験でCADに関する知識やスキルだけでなく建築業界の知見も必要になります。
暗記で合格できる試験ではないため、実践的な技術力が求められます。
| 受験資格 | 制限なし |
| 費用(税込) | 3級:10,500円 2級:10,500円 准1級:14,700円 |
| 試験方法 | 実技試験 |
④3次元設計能力検定試験
3次元設計能力検定協会によって主催され、機械設計における基礎的な能力を評価する試験です。
近年は2次元だけでなく3次元CADを扱える人材の需要が高まっており、製造業に従事する人には特におすすめの資格です。
| 受験資格 | 制限なし |
| 費用(税込) | 3次元CADコース:8,000円 図面作成コース:10,000円 プロ設計者コース:15,000円 |
| 試験方法 | 筆記試験(選択式、記述式)、実技試験 |
⑤CADデザインマスター
CADデザインマスターは他の資格に比べて試される試験の範囲が広く、幅広いジャンルで活用できる資格です。
場面に応じて的確に作図できるかどうかを試されるため、知識も広く必要になり難易度は高めです。合格基準30%ほどですが資格を取得できれば求職者との差別化を図れるでしょう。
| 受験資格 | 制限なし |
| 費用(税込) | 10,000円 |
| 試験方法 | 在宅試験 |
CADオペレーターの転職は未経験でも可能?

CADオペレーターの転職は未経験でも問題なくできるでしょう。
ただし、年齢や過去の経歴によっては転職に失敗することも少なくありません。
例えば、20代であればスキルや知識がなくてもポテンシャルでの採用は十分にあり得ます。
しかし、30代になると即戦力を求める企業も多いため、経験者を積極的に採用する傾向にあります。企業側が未経験者を採用する場合は入社後の教育コストもかかるため、30代〜40代であれば前職より年収が落ちる可能性も否定できません。
つまり、30代であれば自己学習によって資格を取得し、入社意欲や一定のスキルがあることを証明する必要があるのです。
いくらIT人材不足であり、求職者優位の状況であると言っても年齢が高くなるほど転職は難しくなってきます。CADオペレーターの転職を未経験から考えているのであれば、早めに行動を起こしましょう。
また、未経験でCADオペレーターになりたい人は、資格と合わせて専用の求人サイトを使うのもおすすめです。下記サイトでは無料でCAD系の非公開求人を受け取ることができるので、ぜひ一度登録してみてください。
CADオペレーター転職のための資格取得方法
CADオペレーター転職で有利になる資格の取得方法について下記2点から解説します。
- テキストや動画で勉強する
- セミナーや講座を利用する
CADをテキストや動画で勉強する
テキストや動画など独学での資格取得も十分に可能です。テキストであれば数千円程度で本格的な学習が可能であり、自身のレベル合わせて勉強できます。
また、動画ではYoutube等を利用すれば原則無料で学習できるため資格取得に極力お金をかけたくないという方におすすめです。
ただし、テキストや動画は独学になるためモチベーションの維持が難しく、短期間で体系的なスキルや知識を身につけるのは難しいです。
転職活動を中長期的に行うのであれば問題ありませんが、数ヶ月でCADオペレーターの転職を考えているのであれば、おすすめはしません。
資格に強いセミナーや講座を利用する
セミナーや講座は短期間で専門的な知識を習得できるため、転職で活用する資格を取得する上でおすすめの方法です。セミナーを受講して資格を取得すれば人脈を広げることもでき、最新の情報を学習できます。
ただし、セミナーや講座は受講料が高いものもあり数十万円かかる場合もあるでしょう。
無料講座などもありますが、基礎的なことしか学べないことが多く本格的に資格を習得するのであれば向いていません。
CADオペレーターの転職に関するよくある質問
ここではCADオペレーターの転職に関する質問についてまとめています。
しかし、設計図の中には複雑な図面など人間でしか行えない作業も多数あります。
創造力が必要な仕事でもあるため、全てを代替される可能性は低いでしょう。なお、将来性については詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
IT業界に特化していれば他にはない未公開求人を持っていることも多く、企業の選択肢が広がるでしょう。
CADオペレーターの転職についてまとめ

CADオペレーターはIT業界の人材不足によって需要が高まっています。
転職を考えている方も絶好のタイミングと言えるでしょう。ただし、誰でも簡単に転職できるわけではありません。
転職となれば企業側も即戦力の人材を求めるため、一定のスキルや知識を保持していればより転職では有利になります。本記事で紹介したおすすめの資格を取得し転職を進めてみてはいかがでしょうか。
また、CAD業界に特化した転職支援サービスの「JobTech for CAD」のご利用も検討してみてください。