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建築の図面の書き方について徹底解説!建築図面の基礎を知ろう

キャド研

一級建築士試験の二次で行われる製図試験を受けるには、普段設計の仕事をしている人でも難しいものです。
検定中は制限時間内で問題を正確に読み取り、手書きで図面を作成するには、信頼できる道具とスキルを身に付けておく必要があります。
建築図面を描くにあたり、ここでは準備しておくべき道具や手順、注意点などについてお伝えしていきます。

一級建築士試験の製図で必要な道具とは

一級建築士の製図試験では、建築図面を丁寧に、かつ迅速に書き上げるための道具を揃えておくことが欠かせません。
これらは普段の練習段階から用いて、本番の図面に向けてしっかりと手に馴染ませておくことが大切です。
試験会場では、緊張感や焦りを感じやすくなるものですが、いつもの道具を手に取ることで、心を落ち着かせることができるようになるでしょう。

基本的な文房具を揃える

建築図面のための道具と聞くと、まずは、製図用シャーペンや消しゴム、三角定規、コンパスなどを頭の中に思い描くのではないでしょうか。
その他に、三角スケールや字消し板、テンプレートなども必要になってきます。
もちろん、製図板もなくてはなりません。
製図板に付属されていることの多い、ドラフティングプレートと呼ばれる、用紙を製図板に固定するためのマグネットがない場合は、別途準備しておきましょう。
しっかりと建築図面を固定できる、ドラフティングテープもあると便利です。

製図用シャーペン

製図用シャーペンは、一般的なシャーペンとは形状が異なり、定規との相性も良く、キレイな建築図面を仕上げるために欠かせない道具です。
芯の太さにも種類があり、目的に合わせて使い分けるために、いくつかのバリエーションを用意しておくと良いでしょう。
それぞれの替え芯の準備も必要です。

消しゴム

消しゴムは、小さな場所でも消しやすい、ペン型になっているホルタータイプのものも揃えておくと便利です。

字消し版

字消し板は、使う際に図面のまわりを確認しながら消すことができる、メッシュタイプのものが良いでしょう。

製図用テンプレート

テンプレートは、植栽や家具、柱などの図面書き込みの際に必要になってきます。あると無いとでは、作業のスピードが大きく変わってくるでしょう。

勾配定規

その他には、角度が自由に調整できる勾配定規もあると便利です。
三角定規と分度器を用いて、図面に必要な角度の線を引くことは可能ですが、両方の機能が備わっているこの勾配定規があれば、作業のスピードを上げることができます。

電卓

また、図面の間取り面積の計算などの際には電卓が必要になってきますが、計算式が表示されるタイプのものを用意しておくとよいでしょう。
打ち込んだ計算式が表示されるため、複雑な計算式でも見直し作業がしやすくなります。

以下の動画では、試験に最適な電卓の特徴が分かりやすく紹介されています。

製図用ブラシ・フローティングディスク

さらに、きれいに建築図面を描くためには、製図用ブラシやフローティングディスクなどの道具が欠かせません。
製図用ブラシを使うことで、図面上に落ちている消しゴムのカスを、図面を汚さずに取り除くことができます。
フローティングディスクは、定規に貼り付けることで、図面に接する面積が減らすことができるため、図面が汚れるのを防いでくれます。

傾向マーカー

また、問題文を正確に把握したい時に役立つ蛍光マーカーですが、フタが転がっていくのを防止するためにも、ノック式のタイプを選んでおくと安心でしょう。

書き方や手順について

面積の記入

まず最初に、面積の記入を行います。
面積の記入を最後に残しておくと、時間がなくなった場合に図面の記入漏れなどを起こしてしまいやすいので、最初に済ませておきます。
そして、平面図の柱通りの通り芯や補助線、寸法線を記入し、続けて柱を書いていきます。
ここでミスをすると、後から気付いた時にかなり大変な戻り作業が発生してしまいます。
しっかりと確認をしながら、確実な作業を心掛けるようにしましょう。
そして、次に壁の補助線を追加し、壁や階段、屋根など、建物の躯体に関する部分をどんどん書き進めていきます。
エレベーターや庇、建具や開口部なども続けて書いていきましょう。
ここまで来れば、間取や建築物の全体像が見えてくるため、ホッと一息つきたくなりますが、まだまだ気を抜いてはいけません。

什器や床仕上げ、文字入れ

次に、什器や床仕上げ、文字入れなどを追加していきます。
什器とは、便器やテーブル、椅子などのことを指します。
項目がとても多いため、素早く確実なテンプレート裁きや、キレイに描けるフリーハンドのテクニックが求められます。
文字入れでは、図面へ室名や面積などの文字を記載していきます。
製図文字と呼ばれる記号的な文字の書き方は、練習を重ねることでスピードを上げていくことができます。
什器や床仕上げなどを記載する際には、線の濃さにも注意するようにしましょう。
細くて薄い線にすることで、メリハリが効いた図面になり、見やすくなります。
練習段階の時に、目的ごとに使うシャーペンの種類を決めておくと良いでしょう。

断面図や配置図などの作成

平面図が完成したら、断面図や配置図などの作成をしていきます。
どの建築図面も、基本的には平面図を書いた時の進め方と同じです。
寸法線や補助線からスタートし、躯体、内装と進めていき、什器や文字などを記載していきます。
断面図の場合は、断面の線と見え掛かりの線の濃さや太さには違いを出し、メリハリを出すようにしましょう。
配置図では、建物と敷地の位置関係以外に、車や人のアプローチや付帯施設などを表現している図面の作成が求められます。
駐車場や駐輪場、タイル目地や植栽など、様々な外構の要素を描いて、図面の密度を上げていきます。
時間が終盤に差し掛かり、スピードが求められる部分でもあるため、フリーハンドでもキレイに描けるよう、トレーニングしておくと良いでしょう。
駐車台数や駐輪台数は、要求図書の中で確保する台数を明記している場合もあるため、きちんと確保できているか確認することが大切です。
最後に、図面への補足説明を行います。
建築図面では表現しにくい分をアピールし、採点上の効果を狙っていきます。

これだけは注意しておこう

一級建築士の製図試験では、落ち着いて問題を読み込み、要求室の欠落や法令の重大な不適合などを起こさないよう、細心の注意を払わなければなりません。
これらのミスを犯してしまうと、大きな減点対象となり、一発不合格になってしまいかねないからです。
毎年課題の内容が異なるため、臨機応変に対応できるよう、あらかじめ様々な種類の問題に取り組んでいくことも大切です。
また、試験会場に持ち込める道具についても、その年によって変更が行われている場合もあるため、事前に確認しておくことが必要です。

製図スピードをアップするための方法


図面を描くスピードをアップするためには、できるだけ同じ要素でまとめて描くことが大切です。
例えば、図面に壁や柱などの躯体の線を描く際に、柱ひとつずつきっちりと書いていく場合では、定規を縦に動かしたり、横に動かしたりと、どうしても作業が増えてしまいます。
横の線だけを一気に書き、その後に縦の線だけ書くことで、定規の移動数を少なくすることができるため、作業のスピードもぐんと上がります。
その際、壁の線をキレイに描くためにも、柱だけ先に描き、その次に壁を描くようにしましょう。
逆の順番で書いてしまうと、壁が柱を突き抜けたり、柱まで微妙に届かなかったりするため、キレイな図面に仕上がりにくくなってしまいます。

情報をしっかり集めて試験に挑もう

一級建築士の製図試験に打ち勝つには、道具やテクニックなどに関する様々な情報を集め、自分のものにしておくことで有利に進めることができます。
難関と言われる一級建築士の試験対策には、たくさんの時間と労力が必要になってくるため、効率よく乗り切りたいですよね。
試験直前になって慌てないためにも、事前にしっかりと情報収集をし、自分の中の武器を増やしておきましょう。

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