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転職の相談は誰にするのが良い?転職時に抱えがちな悩みや相談先を紹介

転職活動をおこなう上で、どのように対応すべきか悩むケースがあります。特に、初めての転職活動においては、就職活動と勝手が違うと戸惑うものです。

悩みを抱えたままで転職活動していても、思うように成果を挙げられない場合が多いです。そこで、転職活動の相談ができる相手がいると、悩みを解消しつつ効率よく転職活動できます。

では、一体誰に転職活動の悩みを相談すれば良いのでしょうか。本記事では、転職における悩みについて紹介すると同時に、最適な相談先について解説します。

転職時に抱えがちな7つの悩み

スマホを見て悩む女性

実際に転職活動を進める中で、抱えがちな悩みとして以下7つのようなものがあります。

  1. 今の仕事を上手く調整できない
  2. 情報収集などに時間が取れない
  3. 出費が多く負担がかかる
  4. 不採用通知に落ち込む
  5. 周囲に知られないように活動するのに苦労する
  6. 会社からの引き留めを受けて断りにくい
  7. 家族の理解を受けにくい

各悩みの詳細は、以下のとおりです。

今の仕事を上手く調整できない

転職活動をする際には、基本的には今雇用されている企業において仕事しながら、新しい仕事を探す方法が一般的です。これは、無職のまま新しい仕事が探せず生活資金が枯渇してしまうなどのリスクがあるためです。

当然、現在雇用されている企業としては、転職を推奨するわけではありません。よって、現在の仕事とオーバーラップしながら転職活動しなければならないのです。

実際に転職活動していると、日中に面接を受けなければならないケースが多いです。また、カジュアル面談や企業見学を受けたい場合、休暇を取って対応する必要があります。

現在の仕事が忙しく、時間調整ができない場合はせっかくのチャンスを逃してしまう場合もあり、悩みを抱える傾向があります。

情報収集などに時間が取れない

転職活動において、最初のステップとして市場動向を確認する必要がありますどの業界で転職のニーズがあるのかなどをリサーチして、自分の転職活動に活かすことが重要です。

ただし、忙しく働く人にとっては情報収集するための時間が取れないという悩みを抱える場合が多いです。

出費が多く負担がかかる

働きながら転職活動するためには、費用がかかるものです。代表的な費用としては交通費や宿泊費が挙げられます。

また、リクルートスーツなどの用意が必要になる場合もあり、平均して40万円前後かかると言われています。さらに、一度退職して無職の状態で転職する場合は生活費の確保も必要となり、70万円程度の費用を確保しなければなりません。

すぐに転職先が見つかればよいものの、転職活動が長引けば長引くほど多くの費用を見込む必要があります。出費が必要なことを考えず、転職活動を進めて苦しむケースがあります。

不採用通知に落ち込む

不採用でショックを受ける

転職活動において、理想とする転職先を見つけてエントリーしても、必ずしも転職が叶う確証はありません。エントリーしても不採用通知を受けると、ショックが大きなものです。

転職できる自信があった企業から不採用通知を受けるとなおさらであり、次の転職先を探す際に億劫になってしまうこともあります。

周囲に知られないように活動するのに苦労する

現在働いている職場において、基本的には同僚や上司などに転職活動していることを伝えるのは厳禁です。転職活動していることは、現在の職場に少なくとも不満があるケースが大半であり、その事実を知った時点で周囲は良い顔をしないものです。

また、転職活動するために休暇を取る場合、周囲としては転職活動のために穴埋めしなければならないと感じてしまうと、人間関係の悪化を招く可能性もあります。以上より、基本的には周囲から転職活動していることが知られないように対応するのが一般的です。

ただし、完全に周囲に悟られないように行動するのは意外と難しく、悩みの種となる場合があります。

会社からの引き留めを受けて断りにくい

転職先が決まった後に、最終的には現在の職場で退職する旨を伝える必要があります。ただし、優秀な人材の場合は退職されては困ると引き留めを受けるケースも多いです。

本気で引き留める場合、しつこく何度も説得されるものです。何回も説得されると、徐々に断りにくくなって結果として転職を諦める場合もあります。

昨今、退職代行サービスと呼ばれる会社側に退職することを伝える行為を代行してくれるサービスがありますが、円満退社するためには自分で対応する必要があり悩んでしまいがちです。

家族の理解を受けにくい

転職することは職場などでは知られないように注意すべき一方で、家族にはしっかりと伝えてサポートしてもらわなければうまくいかないものです。家族としては、転職するという決断に対して必ずしも理解を示してくれる確証はありません。

特に、小さな子どもがいる家庭の場合は転職により収入が不安定になることを恐れて、家族から転職を反対されるケースもあります。自分としては転職したいのに家族から反対されると、どのようにすべきか悩んでしまうことになります。

おすすめの転職相談先

転職を相談する風景

転職の悩みを相談する場合、主に以下の相談先に相談することをおすすめします。

  • 会社のOBやOG
  • おしごとアドバイザー
  • 転職エージェント

各相談先の詳細は、以下のとおりです。

会社のOBやOG

現在働いている会社ですでに転職を成功させている人がいれば、転職の悩みを相談するのがおすすめです。実際に転職する際にどのような点に苦労したのか、そしてどのような点に注意すべきかをヒアリングすれば、転職活動に活かすことが可能です。

実際にどのような転職サイトなどを利用したのかなども併せて確認すれば、効率よく転職を進められるきっかけとなります。

おしごとアドバイザー

転職者が抱える悩みをサポートする組織として、厚生労働省が設置している無料の相談窓口があります。おしごとアドバイザーと呼ばれる相談員が、転職に関する疑問や悩みに対して的確なアドバイスをおこなっています。

キャリアコンサルタントの有資格者が対応してくれるので、悩みを解消できるようなサポートを受けられるので便利です。また、基本的には対面ではなく電話やメールなどの手段で相談できるので、自宅にいながら利用できるメリットもあります。

さらに、平日は17時から21時まで、土日・祝日については10時から21時まで対応してもらえる点も魅力的です。転職先の斡旋まではサポートしてもらえないものの、無料で利用できる機関として積極的に利用したいものです。

転職エージェント

転職エージェントは、個別で転職活動をサポートしてくれる存在です。転職エージェントの場合、単純に転職先を探してくれるだけでなく、企業側へのアプローチの方法や面接におけるテクニックなども余すところなく紹介してくれます。

普段から転職活動に寄り添ってくれるため、困ったことがあれば相談しやすい存在です。また、対面だけでなくオンラインでの面談やチャットなどでも相談できるメリットもあります。

転職の悩みを相談するのに向かない相手

相談先を悩んでいる女性

転職の悩みを相談する相手として、向かないのが以下2つとなります。

  • 同僚や上司
  • 友人や知人

それぞれ、なぜ相談するのに向かないのかについて解説します。

同僚や上司

絶対に避けたい相談相手が、現在働いている職場の同僚や上司です。同僚や上司に転職活動していることを知られると、仕事がやりにくくなるものです。

また、辞める可能性が高いことを考えると社内評価が下がり収入に響く可能性も考えられます。さらに、ひどい場合は転職活動を妨害されるケースもあるので注意が必要です。

よって、仲が良い同僚などがいる場合でも、知られないように転職活動することが望まれます。

友人や知人

友人や知人の場合、すでに転職を経験している場合は有益な情報が得られる可能性があります。一方で、転職経験がなく単純に仲が良く相談しやすいという理由だけで相談すると、失敗してしまうケースが多いです。

これは、友人や知人から得られたアドバイスが的確ではなく、的外れである可能性があるためです。以上より、相談する相手の転職経験や性格、考え方などを考慮して、相談すべきかどうかを判断してください。

転職に関する相談のまとめ

転職を考えている際に、常に悩みや疑問を抱える場合が多いです。そこで、悩みを相談する相手を確保しておき、困ったことがあれば相談することで方向を見誤ることなく転職活動を進めることが可能です。

相談相手については、誰でも良いというわけではなく適切な相手に相談できるかが重要です。本記事で紹介した内容を参考に、サポートを受けながら効率よく転職活動を進めてください。

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