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iCADの評判・口コミは?

建設現場や製品製造・開発などのあらゆる分野で活用されているCADは、各企業が様々な製品を開発し種類も多くなっています。
今回は、その中でも純国産のiCADにスポットを当てて、iCADの活用事例や口コミ評判についてご紹介します。

iCADとは

iCADとは、1980年以降に富士通株式会社が開発・発売を行っているCADソフトです。
CADに特化した開発に尽力するために、2010年にアプリケーションソフトウェア開発に特化したiCAD株式会社を創立。
完全に分社化することにより、iCADを徹底的に研究・開発していくようになりました。

iCADといえば、世界最速の高速レスポンスが大きな特徴です。
開発以降常に進化を続けてきたiCADは、2021年にはCGS方式を徹底的に追求した結果、300万部品をわずか0.2秒で処理をする事ができるようになりました。
iCADのエンジン処理は、実に他の3次元CADソフトより200倍速いという高速処理となっています。

CGS方式を採用することは、性能的には不利であると言われていましたが、実際にiCADに採用してみると大型の機械までもスピード処理する事が可能でした。
そして、CGS方式の採用をきっかけにして、iCADは大きく進化を遂げることとなります。
そして最大の特徴であり最大のメリットである高速処理性能を実現。
そのため、部品点数が多い製品の設計などの高速処理が可能となり、時間短縮や作業の効率性を高める事ができるようになったのです。

iCADは、操作が簡単かつ使いやすいCADソフトでもあります。
長年のサポート実績を踏まえ、作業者が何を欲しているのかを最大限考慮して開発され続けてきました。
具体的には単一オペレーションによる手数を減少、または手戻りを防止できるように進化していったのです。

視認性・利便性に優れている画面構成もiCADの特徴と言えるでしょう。
特に、iCAD独自である曲面反射鏡、および超高輝度パワーLEDを採用していることにより、圧倒的に視認性が高くなっています。
レイアウトが分かりやすいので直感的な操作も可能となりました。
そのため、iCADを始めて使う方はもちろんのことCAD自体今まで使用したことがない人でも、事前のスクーリングを行なわずに取り組む事ができるソフトとなっています。

iCADは、3次元のみならず2次元CADとしても利用できる事も特徴の一つです。
2次元CADを同時に利用できるメリットと言えば、過去に蓄積されたデータが生かす事ができるということです。
3次元CADへの移行が非常にスムーズで、作業効率も大幅にアップする事ができます。

iCADの評判や口コミ

株式会社岡本工作機械製作所の技術開発部 開発課では、従来の2次元CADとiCADの親和性の高さを評価しています。
さらに2次元と3次元が一体型したシステムであることも評価の対象となっています。
設計者にとっては無理なく3次元に切り替えることが重要であるために、iCADのスムーズな移行が高く評価されているようです。

長野工業高等専門学校

長野工業高等専門学校の教授からは、iCADにおいて2次元・3次元設計を同時に習得できることを評価されています。
2次元の図面から3次元の構造へと自由に行き来できることにより、学生の認識が一層深まるとの評価を得ています。
2次元・3次元の整合性を養うにはiCAD以上のツールはないとの結論に至り、当校へ導入することとなりました。

株式会社テー・シー・アイ

株式会社テー・シー・アイの代表取締役からはコマンドが分かりやすいとの口コミ評価があります。
コマンドが分かりやすいだけではなく、ヒストリー系およびノンヒストリー系の設計のどちらにも対応する柔軟性の高さが非常に評価されています。
その使いやすさから設計担当者全員に利用を呼び掛け、現在では社内で活発に使用されることとなりました。

株式会社日本ピスコ

国産CADであるiCADはサポートが受けやすいこと、2次元CADとの互換性の高さが口コミで評判となっています。
株式会社日本ピスコの技術開発グループでは、2次元および3次元設計環境が共存していることが業務上重要でした。
さらにサポート面でも安心出来るiCADは、導入後スムーズに同社の課題をクリアしていったのです。

iCADの活用事例

iCADの活用事例

今からはiCADの活用事例をいくつかご紹介します。

株式会社日本サーモエナー

まず株式会社日本サーモエナーでは、iCADによる3Dを導入することにより全体的な業務改革を行いました。
同社のiCAD導入は1999年。
以降は幾度となく業務改革を実施してきました。
例えば既存図面を有効活用することによって設計効率を向上させたことや、PDMおよび生産管理システムとデータ連携を行ったこと、またはiCADを活用して生産現場や営業現場との連携を深めていったことなどが挙げられます。

株式会社日本サーモエナーが初めてCADを導入したのは1988年、当初は2次元CADを使用していました。
その後、1998年に諸事情により3DCAD導入へと移行を検討し、候補の1つに挙がったのがiCADでした。
同社が3次元CAD導入にあたって重要視していたことは、2次元CADからどの程度変換可能であるかということでした。
そしてiCADは、ほぼ100%の図面が3Dへと簡単に変換。
これが最大のiCAD導入を決定する決め手となりました。

山和電機株式会社

山和電機株式会社は、トヨタ自動車を中心とした自動車メーカーに向けて自動溶接機を開発・製造している企業です。
1980年にパナソニックの特殊自動溶接機指定工場として創業を開始。
しかし近年における自動車産業の進化に伴い、開発装置も高機能化しさらに複雑化していきました。
そして、同社は開発の進化に伴う対策としてiCADを導入。
2次元CADから3次元CADへスムーズかつ迅速に移行したことによって、干渉チェック漏れをなくす事を可能としました。
さらに設計品質をボトムアップ、かつ設計工程を分業することで大幅な作業のスピードアップを実現できたのです。

川本製作所

老舗ポンプメーカーである川本製作所は、2005年に製品の納期をより早急にするために3DCADの導入を検討しました。
そしてiCADも候補に挙がり、検討プロジェクトを立ち上げることとなります。
同社が重要視した部分は、過去に蓄積してきた2次元データとの互換性でした。
さらに操作性や機能面において親和性が高いこともポイントとして挙がりました。
そして検討の結果は満場一致でiCADとなります。
大きな決め手となったのは、やはり過去の2次元CADとのデータ互換性の高さにありました。
互換性のみならず操作性においてもほぼ100%と言えるiCADは、ミッドレンジ3DCADとして非常にバランスがとれているために導入に最適であると判断されたのです。

大成ラミック株式会社

新製品開発をきっかけとして3DCAD導入を検討した大成ラミック株式会社は、液体食品用の包装フィルムやパッケージなどを製作している企業です。
同社では製品の需要が高まることによって納期の短縮が避けられなくなっていました。
しかし納期を短縮するとどうしても設計ミスが増加してしまうために、同社ではいかにミスなく納期をタイトにできるかが課題となっていたのです。

特に手戻りの増加が作業を遅らせる大きな要因となっていました。
その他にも2次元CADによる顧客に対するプレゼンテーションの難しさなども相まって、iCAD導入に踏み切ることとなります。
結果的に全ての課題をクリアすることが出来た同企業は、実に手戻りを3分の1までに抑え込み、1カ月のリードタイムは3週間まで短縮することができました。
国産メーカーならではのサポート体制も大成ラミック株式会社の設計士の間では評判となっています。

iCADの評判は高い

iCADは、各業界において高い評判を集めています。
特に2次元CADとの互換性の高さが大きく評価されていました。
iCADを導入したことにより各企業が抱えていた課題をクリアでき、生産性アップ・業績アップへと繋がっているようです。

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