今回は「みんなでつくるFusion 360 スクール」のスポンサーもしていただいている、秋葉原にあるFab施設(=ものづくりができる施設)、「DMM.make AKIBA」をご紹介します!
ものづくりに関する取り組みや、Fusion 360のことなど色々なことを担当者の山口さんにインタビューしてみました。
さっそくですが事業概要および、ものづくりに関する取り組みを教えてください。
山口さん:合同会社DMM.comが運営する「DMM.make AKIBA」は、ハードウェア開発・試作に必要な機材を取り揃えた「Studio」、シェアオフィスやイベントスペースなどビジネスの拠点として利用できる「Base」で構成された、ハードウェア開発をトータルでサポートする総合型のモノづくり施設です。
ハードウェア・スタートアップを志す全ての方々の拠点として、現在約300社の企業が自社のプロダクト開発に取り組んでいます。
最近のトピックスやアピールポイントを教えてください。
山口さん:DMM.make AKIBAは、アイディアをかたちにするための設計・開発・試作の支援、製品化およびビジネス化の支援サービスを提供し、施設を利用する多くのスタートアップのサポートを行っています。
また、ハードウェアスタートアップを中心とした会員様同士のコミュニティが形成されており、モノづくりを支援するためのイベントやワークショップも積極的に開催されています。
得意なものづくり手法について教えてください。
山口さん:CNCなどの各種工作機械や、電子回路となるプリント基板への部品実装が可能な設備、測定器や環境試験器など、製品の設計開発はもちろん、各種認証試験のプレテストなど、量産試作や小ロット量産までの工程をトータルで行うことができるシェアファクトリーです。
施設内の機材をすべて扱うことができるスペシャリストとしてテックスタッフが常駐しています。
初めて機材を使う方への指導をはじめ、開発したいものをどのような機材と技術を用いて製作するとよいかといった相談や、受託での試作・開発も行っています。
Fusion 360を活用されている場面などはありますか?
山口さん:DMM.make AKIBAでは主に、ハードウェア・スタートアップの製品設計・開発で活用されています。
また、テックスタッフの受託案件における設計・開発、3Dプリント講座や各種ワークショップの開発・実施の作業環境となっているほか、施設内備品の製作の際にも活用しています。
今後のFusion 360への期待、要望なども教えてください。
山口さん:新機能追加と動作の高速化を引き続き期待するとともに、ジェネレーティブデザインをスタートアップライセンスでも使用できるようになれば、より活用の幅が広がるのではないかと考えています。
これからものづくりを始める学生さんに向けて一言お願いします!
山口さん:DMM.make AKIBAでは、ハードウェアスタートアップだけでなく、現代美術やファッションなど多種多様な分野のアーティストやクリエイターが活躍しており、大学初ベンチャーや学生起業家も数多く在籍しています。
Drop-in(1回利用)も可能ですので、ぜひお気軽にご活用ください。
また、次世代を担うメイカーを支援する「DMM.make SCHOLARSHIP」を実施しています。
優れたアイディアや技術を有している学生または25歳未満の個人、もしくはチームを対象にDMM.make AKIBAの月会費等の支援をおこなうプログラムです。
我こそはと思う方のご応募をお待ちしています。
【DMM.make SCHOLARSHIP】
https://akiba.dmm-make.com/about/scholarship
DMM.make AKIBA | |
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住所 | 東京都千代田区神田練塀町3富士ソフト秋葉原ビル
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営業時間 | 24時間営業 |
HP | https://akiba.dmm-make.com/ |