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実際に使ってみて分かった!おすすめの3Dプリンターまとめ9選

近年人気が急上昇中の3Dプリンター、趣味のクッキー型から車や家を作ってしまう大型のプリンターまで幅広い分野で活躍しています。

3Dプリンターは高価で少し敷居の高い機械だと思っている方も多いと思いますが、最近では低価格で使いやすいモデルが多く発売されるようになりました。

今回は、一般的な積層タイプのプリンターと光造形機に絞って最適な一台の選び方について解説します。

3Dプリンター選びの3つのポイント

3Dプリンターを選ぶときは、以下の3つのポイントを念頭に置きましょう。

1.サイズ

一番よくプリントするサイズより少し大きめのサイズ選んでおくといいでしょう。

造形サイズがはみ出してしまう場合は、CADデータ上で分割してプリントするという方法もあります。

2.形状

一概には言えませんが板状のものやある程度大きいサイズのものをプリントするのであればFDMをお勧めします。

フィギュアなどの繊細なモデルや小さい部品などは光造形機がおすすめです。

3.材料

FDMであれば、ABS・PLAなどの樹脂が一般的です。他にも木やカーボンを樹脂に練り込ませた種類もあります。

光造形ではレジンが基本になりますが、ポリプロピレンやゴムに近い素材のものも選択できます。

速さと精度はトレードオフの関係?

精度の必要な部品をプリントしようとするならば精度(解像度)の高いプリンターでノズル径を細くすれば精度の高い造形物が作れます。

解像度が高いプリントということは、より細かい積層ピッチでプリントするということです。同じプリンターを使ったとしても、積層ピッチを2倍にすれば単純に時間は2倍になります。3Dプリンターで精度を語る時、出来上がった造形物が実際に運用する上で適切な精度・スピードなのかを考慮することが大切なポイントです。

FDMのメリット・デメリット

FDMのメリット

  • 手軽に扱えプリント後の処理が簡単です、プリント後はプリント台から外せばそのまま使えます。
  • 同じ材料でもカラーバリエーションが豊富です。

FDMのデメリット

  • 積層の断層が目立ちやすい。これは精度の高いプリンターを使ったりパラメーターの設定を調整することによりある程度改善されます。
    また造形後に研磨処理やサーフェイサーを使い表面を整えることも可能です。
  • フィギュアの毛先の表現や繊細な装飾などのプリントには不向きです。造形物のサイズを大きくすることにより、ある程度表現することは可能になります。

光造形機のメリット・デメリット

光造形機のメリット

  • 繊細な形状や小型の造形物には光造形機が向いています。
  • 紫外線で一層ずつ積層する光造形は高精度で滑らかな表現が可能です。フィギュアなどはほとんど光造形機で出力されています。

光造形機のデメリット

  • 紫外線で硬化が進み壊れやすい、材料により劣化速度は違いますがひび割れが起きる場合があります。またFDMに比べ強度が低いのも弱点と言えます。
  • 洗浄などの後処理に手間がかかる。造形後には専用のアルコールを使い余分な液を取り除く必要があります。水洗いレジンであれば水洗浄でも大丈夫です。その際超音波洗浄機を使用することにより綺麗に除去することができます。
  • 光造形で作られた造形物は半硬化の状態です。標準的なレジンであれば自然硬化で大丈夫ですが、材料によってはさらに二次硬化させる必要があります。

超音波洗浄機-FormWash

二次硬化用マシン-FormCure

積層型と光造形それぞれ高評価を得ているマシンを紹介します

入門機ならこれがおすすめ!

3Dプリンターでものづくりを始めたい方にぴったりの入門機を以下で紹介します。

おすすめの入門機1: ダヴィンチ mini w+

ダヴィンチ mini w+

僕が初めて使ったプリンターが同型機種のmini Maker(販売終了)でした。

積層ピッチは0.1mmで、品質も入門機にしては高品質。
造形範囲は150×150×150 mmと大きめで、ミニ四駆のボディもプリントできました。

3Dプリント-ミニ四駆

初心者には嬉しい水平調整が簡単に設定出来、専用フィラメントを使うことにより残量をチェックすることができます。

スライサーの設定も簡単で造形の失敗が少ないプリンターです。

音は大きめですね。

おすすめの入門機2: ダヴィンチ nano w

ダヴィンチ nano w

お子さんでも気軽に扱える3Dプリンター。

造形サイズは120×120×120 mm、積層ピッチは0.1~0.4mm。

カバー付きで安全面にも配慮されており、小型なので場所を選ばず持ち運びにも便利です。

教育現場やイベントなど様々なシーンで活躍しています。

おすすめの入門機3: Fotoシリーズ

Fotoシリーズ

初心者向けではありませんが、アフター含め安定のサービス体制を誇るFLASHFORGE JAPANなら初心者の方でも光造形にチャレンジできます。

LCD方式を用いたコスパモデルで高級機種に引けを取らない造形が期待できます。

中級クラスならこれ!

中級クラスの3Dプリンターなら、入門機と比較してより高精度なものづくりを楽しむことができます。

おすすめの中級クラス機1: Adventure3

FLASHFORGE JAPAN Adventure3

私も使っているプリンターです。

価格的には入門機ながら設定次第では高精度のプリントが可能。

ノズル温度は240℃ですが別売の265℃ノズルを使うことでPC(ポリカーボネード)のプリントも可能になりました。

Adventure3-造形事例

白(乳白色)の造形物がポリカーボネードですが、一見しただけでは6万円代のプリンターとは思えませんね。

主なフイラメントはABSとPLAですが、PLAの方が安定したプリントが期待できます。

Adventure3-フィラメント

フィラメントのカラーが豊富なのも魅力。

おすすめの中級クラス機2: UP BOX+

UP BOX+

販売から5年以上経っていますがいまだに人気の機種、販売サイトの評価も高めで安定感のある機種です。

私も3Dプリンターを使い始めた頃、FAB施設などで良く使わせていただきました。

プリントサイズは大きめ255(幅) x 205(奥行き) x 205(高さ)、積層ピッチは0.05~と高精度のプリントが可能。

UP BOX+はプリントサイズが大きいのとABSのプリントが安定しているのがポイントです。

大きめのプリントがしたい方にお勧めです。

おすすめの中級クラス機3: Qholia(クホリア)

クホリア

個人的に次に買う候補として考えているのが国産プリンターのクホリアです。

価格的には少し高めになりますが、造形物を見ればそれも納得できます。

この会社の代表の古賀さんが「自分が欲しいプリンターを作ろう」として開発されたのがこのクホリア。

剛性の高い部品で構成されたこのマシンは、Z方向のぶれが少ないので細い柱状のものも綺麗にプリントされます。

クホリア-造形事例

フィギュアは光造形と言いましたが、クホリアにおいては例外かもしれません。

おすすめの中級クラス機4: Hunter(ハンター)

FLASHFORGE JAPAN Hunter(ハンター)

私もモニターとして使っていた時があります。

当時はForm2と人気を二分する存在でしたが今も現役で安定の造形を誇ります。

タッチパネルが日本語対応なので安心して操作することができます。

DLP方式を採用した高精度のプリントが可能ですが、造形サイズは120×67.5×150mmとやや小さめ。

操作性は抜群です。

高精度・高強度を誇る業務用プリンターなら

業務用3Dプリンターの中では、以下の機種がおすすめです。

おすすめの業務用3Dプリンター1: Raise3Dシリーズ

Raise3Dシリーズ

業務用3Dプリンターの中ではダントツの導入実績を誇るプリンター、最優秀大型3Dプリンターはじめ数々の賞を受賞しています。

可動式デュアルヘッド搭載で2種類の異なるフィラメントを使用することが可能。
また従来に比べフィラメントを押し出すトルクが大きいため、ノズルが詰まりにくくなり、100時間を超える大型造形を実現します。

他にもポイントはありますが、特筆すべき点はこのサイズでありながら音の静かさ。公式の発表では動作騒音は50dB以下です。

3Dプリンターは精度も大切ですがオフィスに置くことを考えると騒音にも注目すべきポイントです。

おすすめの業務用3Dプリンター2: Form3

Form3

光造形のフラッグシップモデルの代表格、前作のFom2も大人気でしたが、さらに使いやすくなり高精度のプリントが可能になりました。

従来のForm2との最大の違いがレーザービームの照射方法です。Form3はレーザービームをユニット化しておりこれにより平面のどの部分も垂直にレーザービームが照射され安定した造形精度を実現しています。

従来のForm2では、ガルバノミラーにレーザーが反射して照射され、造形精度に微妙なバラつきが出てしまう可能性がありましたが、この辺りが改善されました。

また、レーザービームのスポットサイズを85ミクロン(Form2は120ミクロン)に小さくすることで、より高精細な造形が可能になりました。

業務で安定した光造形を望むならこの一台。

[番外編]

番外編として、その他でおすすめの3Dプリンターを以下で紹介します。

金属なみの強度が必要なら: Mark Two

Mark Two

カーボンファイバーをプリントできる唯一の3Dプリンター。

FDMの手軽さを兼ね備えながら複合素材で造形することにより金属波の強度を実現。

治具、負荷のかかる実験試作品、小ロット製品を3Dプリンターで造形するならMark Two

強度・仕上がりともに別格です。

金属部品の小ロット精算や金属製治具の作成なら: Metal X

Metal X

Markforged社が独自開発した造形技術を実装し設備コストを抑えた金属3Dプリンター。

「表面はソリッド形状、中はラティス構造状」という従来にないラティス構造の造形や、形状はそのままに金属部品の軽量化を行えます。

従来の金属3Dプリンターとは異なり、粉塵爆発の危険性はなく、3Dプリンター内の不活性ガス雰囲気の必要性もありません。
また金属パウダーを使用しないため、材料交換が容易で安全面にも配慮しています。

金属部品を早く低コストで仕上げたいならMetal Xがおすすめです。

*造形後は脱脂、焼結のプロセスが必要になります。

金属プリンター導入するべきか?

金属プリンターを導入するメリットはいくつもあります、コスト削減、開発スピードのアップ等、しかし月に一個しかプリントしないという場合はどうでしょうか?

場合によっては形状サンプルをABSで作成し、金属プリントは外注もしくは切削加工したほうがいい場合もあります。

価格が下がったとは言え高価な買い物には違いありません、3DCADを使える人材、年間の生産数、導入後の運用方法をよく精査した上での導入が望ましいです。

3Dプリントはここでも試せる!

「まずは3Dプリンターを触ってみたい」という方はFAB施設で3Dプリンターを触ってみるのはどうでしょう?

FAB施設 MONO

Fab施設-MONO

私も最初はFAB施設で3Dプリンターを使っていましたが、使用回数が多くなってきたので途中から自分で3Dプリンターを購入することにしました。

専門のスタッフがいるFAB施設であればいろいろと教えてもらえます。

https://fabcross.jp/list/series/fabnavi/

プリントサービス

プリントサービス

近所にFAB施設がないという方は3Dプリントサービスというものがあります。

また、3Dプリンターは持っているけど他の材料でプリントしてみたいという方にもお勧めです。

個人ではとても所有できないような業務用のプリンターを使い、本格的なプリントを依頼することができます。

https://make.dmm.com

https://3day-printer.com

まとめ

今回は私が実際に使っているプリンターをはじめ実績のあるプリンターを紹介させていただきました。

もしあなたがデータ作れるようになっているのであれば、早めのプリンター購入をお勧めします。

データはまだ・・・という方は焦らずデータ作成の練習をしましょう。

プリンターを購入するメリットはいろいろあります。開発のスピードアップ、コスト削減等、でも一番のメリットは自分が作ったデータが現実世界に現れるという、不思議な感動を味わえることだと思います。私も長年3Dプリンターを使っていますが、いまでもプリントボタンを押すときはワクワクします。

どのプリンターにも特徴があり、それぞれに得意とするモデルがあります。昨日うまくいったのに今日いまいちということもあります。
その経験がより精度の高い造形につながります。

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