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高度な解析業務を効率化する「CADFEM Ansys Extensions」販売開始へ!

こんにちは!Chisatoです。
本日のtopicsは、サイバネットシステム株式会社が販売および技術サポートを開始した、CADFEM GmbHが開発・販売・サポートする「CADFEM Ansys Extensions」をご紹介します。

「CADFEM Ansys Extensions」とは、ANSYS, Inc.(以下「Ansys」)が開発・販売・サポートする「Ansys®(以下「Ansysソフトウェア」)」のカスタマイズキットである「Ansys® ACT™(Ansys Customization Toolkit)」を用いて、AnsysのパートナーであるCADFEM GmbH(キャドフェム・ゲーエムベーハー、以下「CADFEM」)が開発・提供したアドオン製品です。流体軸受けの解析など、特定の用途における解析業務を効率化することを目的に開発されています。
「Ansysソフトウェア」は、構造・熱流体・電磁界・回路・システムなどのさまざまな物理現象やそれらを組み合わせた連成問題を目的に合わせて柔軟にシミュレーションすることができる、マルチフィジックス解析ソフトウェアです。

CAEのリーディングカンパニーのサイバネットシステム社が、この度取り扱いを開始する「CADFEM Ansys Extensions」は、これまで膨大な時間と工数を要していた「流体軸受けのシミュレーション」、難易度が高く実用困難だった「伝熱解析・連成解析の詳細な3Dモデルからの1Dモデル作成」が容易に実施できるようになり、解析作業が大幅に効率化されます。

バッテリーの熱解析

「Tribo-X inside Ansys」特長

「Tribo-X inside Ansys」は、レイノルズ方程式をベースとしたソルバーを搭載することで、この複雑な挙動を短時間で解析することができます。また、操作性に優れた「Ansys WorkbenchMechanical」環境に統合されており、CADモデルを活用して視覚的に結果を確認することが可能です。
これにより、流体軸受けを利用した製品を設計・開発している方は、設計段階から軸受けの影響を考慮できるようになります。また、解析にかかる時間が大幅に短縮されることから、パラメータスタディや最適化解析などの一括計算が利用しやすくなります。短時間でより多くの設計案を検討でき、品質向上につながります。

流体軸受けの流体-構造連成解析

「Model Reduction inside Ansys」特長

詳細な解析精度を維持したまま短期間でシミュレーションを行うには、3Ⅾの解析モデルを縮退させてROMモデルを作成し、1Dシミュレーションに組み込むという手法が有効です。1Dとは、システムシミュレーションを用いた設計の上流段階から適用可能な設計支援の手法、概念です。形状や構造をベースに設計を行う従来の3D CAE/CADに対し、設計情報がまだ明確でない段階から対象製品全体のシステムを機能ベースで可視化することにより、上流段階での全体最適が可能となります。
「Model Reduction inside Ansys」を用いることで、クリロフ部分空間法という汎用性の高い手法を利用したROMモデル作成が可能となります。
Ansysソフトウェアで算出可能な、あらゆる線形構造解析/伝熱解析の結果からROMモデルを作成することができ、Ansys® Twin Builder、MATLAB、Simulinkなどを用いたシステムシミュレーションにおいて、Ansysソフトウェアの解析結果を考慮した1Dシミュレーションが容易に行えるようになります。

Model Reduction inside Ansysのデータの流れ

流体軸受けの解析や、3Dモデルからの1Dモデル作成による高度な解析業務を効率化する「CADFEM Ansys Extensions」に注目です!

高度な解析業務を効率化する「CADFEM Ansys Extensions」販売開始へ!
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