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IoT技術を体験できるバーチャルオンライン展示会5選

感染症の影響により、今年はバーチャル展示会が大きな注目を集めています。IT関連の技術はバーチャル展示会と親和性が高く、様々な機能を活かして活発に行われています。工場の工程管理などで欠かせないIoT技術ですが、バーチャル展示会ではどのように展示されるのでしょうか。
バーチャル展示会の良さは、製品の展示にとどまらず、関連技術に関する現状やこれからの事がウェビナーにて語られる点です。場所や時間の制約がないので、その分野の第一人者からの情報を獲得することができます。
この記事では、IoTの概要を簡単におさらいし、IoT関連のバーチャル展示会の情報をお届けしていきます。IoT関連のバーチャル展示会が気になる方はぜひ、ご参考にどうぞ

【IoTとは?】注目されるIoT市場

2024年には12兆6000億円になるといわれている注目のIoT市場ですが、何気なく使っているIoTの言葉の意味はご存じでしょうか。Internet of Things、モノのインターネットと呼ばれます。基本的なIoTの概念は以下の通りです。

  • 世の中に存在するモノに通信機能をもたせて、ネットに接続したり相互通信を行うことで自動認識や自動制御、遠隔計測などを行う

IoTの技術は身近なところではスマートスピーカーやスマート家電、車の自動運転に使われています。工場でのIoT活用は年々進んでおり、ロボット、工程管理における異常検知のトラブル回避や、変更を余儀なくされた計画をスムーズに修正することができる臨機応変さが特徴です。
IoT技術を取り入れた工場をスマートファクトリーと呼んでおり、次世代の工場モデルとして注目が集まっています。

IoT関連のバーチャル展示会やウェビナー5選

先端のIoT技術を体験できるバーチャル展示会を5つ選んでみました。規模が大きなものから小規模ながらも魅力的なコンテンツを集めたバーチャル展示会までさまざまです。

設計製造・AI・IoT・DX バーチャルオンライン展示会

  • AI、IOT、RPA、3Dプリンター、5Gなどの技術を活用した製品情報を展示
  • 来場者どうしの情報交換の場としても有効
  • リアル同様に訪問者が歩くスタイルなので、視覚的訴求がしやすい
  • チャットやズームでのリアルタイム商談ができる

設計製造・AI・IoT・DX バーチャルオンライン展示会では、製造業のソリューションで活躍するAI、IOT、CAD、RPAなどのIT技術を中心に先端技術が活用されたサービス、製品が展示されています。製造業ITの現在を知ることができるバーチャル展示会です。
訪問者がキーボード操作で会場を歩き回るスタイルの展示会となっており、出展側は特色のあるブース設営を行うことで、視覚的要素の訴求を行うことができます。また、リアルタイムで来場している方に話しかけて情報交換をすることも。
出展側と訪問者側にそれぞれメリットがあるバーチャル展示会です。

設計製造・AI・IoT・DX バーチャルオンライン展示会

関連記事:日本初!デジタルの世界にリアルな展示会を丸ごと完全再現。「設計製造・AI・IOT・DX バーチャルオンライン展示会2020 冬」が 12月10日より開催決定!

スマートファクトリーEXPO2020秋

ITmediaVirtualEXPOは日本最大のバーチャル展示会を運営しています。さまざまなバーチャル展示会を開催していますが、その中でもスマートファクトリーEXPO2020は、工場に特化したバーチャル展示会として注目を集めてます。
IoT関連の商材や講演がメインとなっていますので、IoTソリューションをお考えの企業担当者にとっては外せないバーチャル展示会です。
出展企業は、名だたる有名企業が軒をそろえています。

プラチナスポンサー

  • エレコム
  • 日本ヒューレッドパッカード
  • SKY

ゴールドスポンサー

  • キヤノンITソリューションズ
  • 日立ソリューションズ
  • ローム

有名企業が自社の研究成果や商品を一斉に展示しますので、まさに一見の価値あり、という内容となっています。現在の国内の最先端技術はすまーとファクトリーEXPOで見ることができます。
充実した講演内容もスマートファクトリーEXPOの魅力の一つです。各社の部門担当者が自社製品の活用と、IoTやIT技術に関する今後の展開を語ります。現場で活躍している方やその分野での第一人者による講演はより説得力があり、聞くに値する有益な内容です。

TECHNO FRONTIEA

TECHNO FRONTIEAは、マーケティングサポート株式会社が一般社団法人日本能率協会より委託を受けて運営をしているバーチャル展示会です。内容は工場などのものづくりに特化したものとなっています。
こちらも前述のスマートファクトリーEXPOと同様に、豪華なスポンサーにより支えられています。

主な出資スポンサーは

  • ファナック
  • 旭化成エレクトロニクス
  • 東芝ITサービス

となっており、大企業のIT関連会社が名を連ねています。各社それぞれ新しい技術の発表にしのぎを削っており、活況を呈しています。マイクロソフトが企画協力をしており、規模の大きさは国内でのトップクラスのバーチャル展示会です。
公式通販サイトに紐づいているブースでは、直接ネットショッピングを行うことができ、気に入った商品をすぐに購入できる便利さを備えています。出展側と訪問側、双方にとってうれしい機能です。
各著名人の専門性の高い講演も一見の価値アリです。とても有益な内容が語られています。

九州IT融合システム協議会のバーチャル展示会

九州先端科学技術研究所が主催するバーチャル展示会です。九州のIT関連企業や大学の研究チームが集まるポータルサイトにてバーチャル展示会が行われています。最先端のARやVRが駆使されたバーチャル展示会ではなく、2Dの平面展示会です。
企業の開発商品の告知のような色合いが強く、最先端の技術を展示しているという内容ではありませんが、大学の研究チームの成果発表は有益な情報となっています。ビジネス目的というよりは、より深い専門知識を習得したいときに閲覧するに向いているバーチャル展示会です。

マジTECH

マジセミ株式会社が運営する、みんなでつくるバーチャル展示会です。出店は無料から可能で、100社以上の出店企業を集めています。マジセミは元々ウェビナーの運用に強い会社で、そのノウハウをバーチャル展示会に応用しています。
ものづくりに特化したバーチャル展示会ではありませんが、企業のIT運用に有効な自動化や、クラウド、セキュリティなどがメインのテーマとなっています。
毎週金曜日には定期でライブイベントが開催されており、ウェビナー運用に長けたマジセミならではの、ユーザー参加型のウェビナーにて活発な議論が交わされています。ベンチャー企業が自社システムへITツールを取り入れる際に、気づきとなるウェビナーです。

番外編

バーチャル展示会ではありませんが、バーチャル体験ができるリアル展示会としてとても魅力的な展示会がありました。ぜひバーチャル対応していただきたいものです。

日本ものづくりワールド 3D&バーチャル リアリティ展

リード エグジビション ジャパン 株式会社が運営するバーチャルリアリティ関連のソリューションを展示、販売するための展示会です。商談専用の展示会となっており、東京、名古屋、大阪で定期開催されています。
ビジネス専用の展示会で、売上拡大、人脈作り、代理店発掘、マーケティングなどに有効に活用されています。展示内容は、9つの専門ブースから構成されており、主な専門ブースとしてAI,IoT展、次世代3Dプリンタ展、宇宙機器開発展など、専門性をより高めた魅力的な構成です。
日本ものづくりワールドは、国内外の製造業ユーザーに売り込める恰好のビジネスチャンスを作る場所として、メーカーの方々に長らく有効活用されている展示会です。

テルえもん、AI(人工知能)を学ぶ!

IoT関連のバーチャル展示会は活況を呈しています

IoTとバーチャル展示会の親和性の高さも手伝って、IoT関連のバーチャル展示会はAIとともに活況を呈しています。特に、スマートファクトリーEXPOとTECHNO FRONTIAは規模の大きさ、出展企業のネームバリューから見てとても魅力的なバーチャル展示会です。
一方、規模は小さいながらもマジTECHや九州IT融合システム協議会のような特色が強いバーチャル展示会も開催されており、ピンポイントな分野を掘り下げる魅力的な展示を行っています。
バーチャル展示会はテーマがより重要となりますので、出展を考える場合はできるだけピンポイントな要望に応えるような構成が望ましいでしょう。

 

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