こんにちは大塚です。
今回は、Raspberry PiのOSについて用途別にまとめてみました。
Raspberry PiのOSとは?
Raspberry PiのOSとは、パソコンでもWindowsとMacがあるように「Raspberry Piのさまざまなバージョン」のことを指します。
パソコンだとOSと言えば「最新バージョンか旧バージョンか」というイメージがあると思いますが、Raspberry Piの場合はOSによって機能や軽さが変わります。
また、Raspberry Piは記憶装置がmicroSDになるので、microSDを変えるだけで気軽にOSを変更することができるのも特徴です。
おすすめのRaspberry PiのOS 5選
用途によって、様々なOSが用意されていますので、今回は、用途別におすすめのOS5選をご紹介していきます!
- Raspbian
- Windows 10 IOT Core
- Ubuntu MATE
- Coder for Raspberry Pi
- OSMC
①電子工作や小規模な開発をしたい方向け:Raspbian
まずは、Raspberry Piの公式OSであるRaspbianですね。Raspberry Piのために作られたOSです。
Raspberry Pi自体が、子供の教育用に開発されていることもあり、Raspbianも子供の教育や小規模な開発者向けのOSとしてリリースされています。
Raspbianは、GUIを備えており、様々な言語(Python、Scratch、Sonic Pi、Java、Mathematica)に対応できるようにさまざまなソフトウェアが、あらかじめインストールされているので、初心者の方はまずRaspbianをインストールするのがいいと思います。
そして、Raspbianのインストールをするのに便利な「NOOBS」というインストーラがあります。
NOOBSは、Raspbianを含む複数のOSをRaspberry Piにインストールことができるインストーラです。
NOOBSを使うとRaspbianを簡単にインストールすることができますよ。
ラズベリー財団のWEBサイトでも
「Using the NOOBS software is the easiest way to install Raspbian on your SD card.
(NOOBSソフトウェアを使用することが、あなたのSDカードにRaspbianをインストールする最も簡単な方法です。)」
と書かれていますね。
とりあえず、迷ったら、NOOBSを使ってRaspbianをインストールすることをおすすめします!
NOOBSは下記からダウンロードが可能です。
②Windows環境で作業を行いたい方向け:Windows 10 IOT Core
Windows系のRaspberry Piを含む小型のコンピュータ向けのOSです。
Visual Studioも使用することができ、慣れ親しんだWindows環境でIoTの開発を行うことが可能となっています。
ダウンロードは下記から可能です。
もしくは、先ほど紹介したNOOBSでもインストール可能です!
③Raspberry Piをパソコンとして使用したい方向け:Ubuntu MATE
Ubuntu MATE は無料で使えるオープンソースのLinuxディストリビューションでUbuntuから派生したOSです。
特徴として、Ubuntuよりメモリ消費量が少なく、軽く動かすことができます。
この点はRaspberry Piとの相性はいいですね。
また、カスタマイズ性も高いのが特徴になっています。
推奨されているRaspberry Piのモデルは、
- Raspberry Pi 2 Model B
- Raspberry Pi 3 Model B
- Raspberry Pi 3 Model B+
となっています。
ダウンロードは下記から可能です。
④プログラミング学習向け:Coder for Raspberry Pi
Coderは、Raspberry Piを使って、教育者や保護者がWebの構築の基本を教えるために開発されています。
⑤メディアを楽しみたい方向け:OSMC
OSMCは「Open Source Media Center」の頭文字です。
OSMCはRaspberry Pi向けのメディアに特化したOSで、音楽を聞いたり、写真や動画を見るのに適しています。
OSMCは下記からダウンロード可能です。
もしくは、先ほど紹介したNOOBSでもインストール可能です!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は目的別にRaspberry PiのOSについて紹介しました。
Raspberry Piでは、SDカードで簡単にOSを切り替えることができるので、気になるOSがあればダウンロードして使ってみてください。
他にもRaspberry Piについて記事を書いていますので、ぜひ読んで見てください。