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Jw_cadとは?Jw_cadの機能や使い方を徹底解説

キャド研

こんにちはCAD/CAM/CAE研究所です。
今回は、2D CADのJw_cadについて解説します。
概要からインストール方法、特徴などを詳細にまとめましたので、是非2次元図面作成に役立ててください。

Jw_cadとは?

Jw_cadは、Windows Vista, 7, 8, 10 上で動作する2D(2次元)汎用CADです。
開発に建築士が関わっているため建築分野に便利な機能が多く、建築汎用CADとも言われています。
また、大きな特徴として、無料で商用利用が可能なソフトになっています。

有志により、無料でMac OS用の「JW-CAD for Mac」が配布されています。
Macユーザーの方のインストールはこちらの記事をご確認下さい。「Jw_cadをMac OSで使う方法

Jw_cadの機能まとめ

Jw_cadの機能を画像付きで詳しく解説していきます。

2D図面作成機能

2D図面作成機能
Jw_cadは、紙に製図版で作図するような操作方法で、直線コマンドや四角コマンドを用いて簡単に作図できます。
ラインや塗りつぶし、寸法などを描くだけでなく、線種のカスタマイズやレイヤ設定により、効率よく図面の作成が行えます。

2.5D機能

2.5D機能
Jw_cadでは、2.5Dコマンドを使うことで簡易的にパースのような立体図面を作成できます。
この機能を使って平面図に高さを、立面図に奥行と位置を設定することで、透視図、鳥瞰図、アイソメ図をワイヤーフレームで作成できます。

日影図作成機能

日影図作成機能
[日影]コマンドは、日影図・等時間日影図の作成、指定点の日影時間の計算、壁面の日影の計算が可能です。
日影の計算は、確認申請など建築の実務では必要な作業ですので、Jw_cadの非常に便利な機能だと言えます。

天空図作成機能

天空図作成機能
[天空]コマンドは、天空図の作成、天空率の計算、太陽軌跡図の作成を行う。また、三斜による面積計算から天空率を求めることが可能です。

柱と梁や壁などの包絡処理

[包絡処理]コマンドは囲んだ範囲の線の交点を認識し、輪郭だけを残してくれるため、簡単に壁や柱を作成できます。

建具や設備などの簡単作図機能

「建具平面」/[建具断面]/[建具立面]コマンドは、使用すれば簡単に建具の平面図/立面図または断面図を作図するが作成できます。
建具データは、使用者が自由に作成・変更して使用できますし、他の部品などの作図データとしても利用できます。

対応ファイル形式

DXF形式(AutoCAD形式)、JWC形式(Jw_cad DOS版)、JWW形式(Jw_cad Windows版)、SFC形式(ISO国際規格STEP/AP202の標準CADフォーマット)、P21形式(建設CALS/ECで定める電子納品用のデータフォーマット)の読み込み(インポート)、保存(エクスポート)に対応しています。

Jw_cadのスペック

フリーソフトのために公式ページに動作環境のスペック表示はありません。
以下は、「Jw_cad 情報交換室」を参考にしたスペックで、動作保証はありませんのでご了承下さい。
Jw_cadは定期的にバージョンアップが行われていますので、インストールの際にチェックしてみてください。

動作環境

対応OS Microsoft® Windows® VISTA、7、Windows 8.1、Windows 10  32bit / 64bit
CPU Intel Core i5 2Hz以上
メモリ 4GB
グラフィックス カード CPU内臓のインテルHD グラフィックス

Jw_cadを導入するメリット

Jw_cadを導入するメリットは、主に以下の2つです。

  • 無料で使用できるため、導入コストの大幅な削減ができる
  • 建築系の専用コマンドも揃っており、簡単に素早く図面が作成できる

無料ソフトでありながら高機能で、かなり使えるCADソフトだと言えます。

Jw_cadの価格

Windowsの幅広いバージョンに対応しており、無料で使用できます。
有志によって公開されているMac版のJw_cadも、無料でダウンロードすることができます。

Jw_cadを無料でインストールする方法

Jw_cad公式のダウンロードページからダウンロードできます。
最新版 Version 8.03aの「jwcad.net」をクリックするとダウンロードが開始します。
Jw_cadのインストール方法
ダウンロードしたファイル「jww803a.exe」を実行します。

デバイス変更の許可を求めてきたら、「はい」をクリックします。
デバイスの変更を許可

インストールウィザード画面が表示されますので「次へ」をクリックします。
インストールウィザード画面

使用許諾契約の内容を確認後、「使用許諾契約の条項に同意します」にチェックし、「次へ」をクリックします。
使用許諾契約の同意

インストール先の設定画面が表示されますので、任意の場所に設定し、「次へ」をクリックします。
インストール先の設定

「インストール」をクリックし、インストールを開始します。
インストール画面

インストールの完了画面が表示されます。「完了」をクリックします。これでインストールの完了です。一度PCを再起動しましょう。
インストール完了画面

Jw_cad画面の説明

Jw_cadの画面の各箇所の役割は下の画像の通りです。

  • 操作コマンドが集まった「メニューバー」
  • 操作コマンドのボタンが表示される[ツールバー] 左側に作図関連のコマンド、右側に図形編集に関するコマンドのボタンがあります。
  • 長さや角度など、必要な情報を入力するための「コントロールバー」
  • レイヤの切り替えや表示/非表示を切り替える「レイヤバー」
  • レイヤのグループを切り替える「レイヤグループバー」
    各グループに16個のレイヤを利用できます。
  • 図面用紙サイズや尺度などの設定をする「図面設定バー」
  • コマンドのガイドが表示される「ステータスバー」
    jw_cadの画面

Jw_cadの画面の操作方法

Jw_cadの基本的な操作方法は以下の通りです。

  • 左クリック:選択
  • 左ドラッグ:クロックメニューの選択
  • Shift+左ドラッグ:作図ウィンドウの平行移動
  • 右クリック:付近の読み取り点を自動選択
  • 右ドラッグ:クロックメニューの実行
  • 両クリック:作図ウィンドウに表示位置変更
  • 両ドラッグ:ドラッグ方向により、作図ウィンドウの拡大・縮小を行います。
  • マウスホイール:基本設定で設定すると、作図ウィンドウの拡大・縮小を行えます。
    設定は「メニューバー」の[設定]-[基本設定]の[一般(2)]の「マウスホイール」にチェックを入れます。
    設定画面

Jw_cadの設定

Jw_cadの基本的な設定方法を解説します。

用紙サイズ設定

用紙サイズ設定
右下の「図面設定バー」の一番左をクリックすると、用紙サイズを切り替えられます。
A0~A4までのサイズの他、規格外サイズも用意されています。

用紙枠の表示

「メニューバー」の[設定]-[基本設定]の[一般(1)]の「用紙枠を表示する」にチェックを入れます。
作図ウィンドウに用紙サイズで紫の点で枠が表示され、サイズを確認しながら作図が行えます。
用紙枠の表示

尺度設定

右下の「図面設定バー」の尺度をクリックすると、図面の尺度を変更できます。
「全レイヤグループの尺度変更」でレイヤグループごとに尺度を変更できます。
尺度設定

Jw_cadの使い方

続いてJw_cadの基本的な使い方を解説します。
Jw_cadで作図する手順は、

  1. 基本コマンドで図形を描きます
  2. 編集コマンドで図形を調整します
  3. 寸法を配置します

それでは、以下を作図しながら、Jw_cadの操作の流れを説明します。
作るのはこんな図形です。

作成する図形見本
まず、基準線を描きます。
[線]コマンドを選択し、<水平・垂直>にチェックを入れて有効にします。
線コマンド
水平線と垂直線を交差するように一本ずつ描きます。
水平線と垂直線

レイヤバーの「2」を右クリックし、レイヤを切り替えます。
レイヤーバー

[円]コマンドを選択し、「半径=200」と入力します。
円コマンド

中心点の選択で、基準線の交点付近を右クリックします。
*右クリックすると付近の交点を自動認識します。
円を描く

続いて、「半径=250」と入力します。
円コマンド

先程と同様に基準線の交点付近を右クリックし、2つ目の円を配置します。

2つ目の円を描く
次に、[矩形]コマンドを選択し、「寸法=100,50」と入力します。
矩形コマンド

矩形の配置基準点として、垂直線と内側の円の交点付近を右クリックします。

矩形を描く
配置位置を、交点が矩形の中心になるように左クリックで確定します。

矩形を左クリックで確定
レイヤバーの「0」を左クリックし、基準線を非表示にします。

レイヤーバーでレイヤーを変更する
不要なレイヤーを見えなくする
[図形消去]コマンドを選択し、不要な線を消去します。

消去コマンド
矩形の下の水平線を右クリックし、消去します。
左クリックで消去

円を選択し、右の交点で右クリック、左の交点で右クリックし、交点の間を消去します。
右クリックで交点の間を消去

同様に、矩形の垂直線も交点で消去します。
垂直線を消去

次に、[面取]コマンドの<丸面>で、「寸法=10」と入力し、角に丸みをつけます。
面取りコマンド

矩形の垂直線と円を選択すると、半径10mmの丸みが付きます。

半径10mmの丸みをつける
反対側も同様に丸みを付けます。
反対側も丸みをつける

最後に[寸法]コマンドで寸法を付けます。
寸法コマンド

寸法の配置位置を選択し、寸法を測りたい2点を選択します。
点は右クリックで自動検出すると便利です。
寸法を描く

<直径>オプションをクリックし、直径寸法を配置します。
直径オプション

内側の円を選択します。
内側の円を選択する

「傾き=45」と入力し、外側の円を右クリックします。
傾きを入力
円をクリックする

<半径>オプションをクリックし、丸めた角に半径寸法を配置します。
半径オプション
半径寸法を配置

溝の深さ寸法を配置するために、交点を作成します。
[点]コマンドで、<仮点>を有効にし、<交点>を選択します。
点コマンド

垂直線と円を選択し、交点に仮点を配置します。
交点に仮点を配置

[寸法]コマンドで、寸法を配置します。
寸法を配置

完成です!
完成した図面

Jw_cadの使い方まとめ

Jw_cadは無料ソフトでありながら、建築図面の作成に必要な機能が豊富にあり、実務でもかなり使える2DCADソフトです。
無料でダウンロードできますので、他のCADソフトの導入をお考えの方も、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
Jw_cadのダウンロード・インストールの際には、ぜひこの記事の方法を参考にしてください。

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