誰でも簡単に分かるVRとは?VRの仕組みやVR・AR・MRの違いを徹底解説

キャド研

近年、テレビや雑誌などで頻繁に目にするようになったVR。

VRに関する市場規模は年々拡大しており、日本市場は2018年のおよそ1290億円から2023年には3420億円まで成長することが予想されています。

また世界市場は2023年にはおよそ17兆円にまで達するそうです。

このように世間に広く普及しているVRですが、「実はどういうものかよく分かっていない・・・」という方も多いのではないでしょうか。

当記事ではそんな方のためにVRの仕組みや、VRと一緒に聞くことが多いAR・MRの違いなどを徹底解説いたします。

 

VRって一体何?

VRとは「Virtual Reality」の略称で、「仮想現実」と訳されます。

VRゴーグルを着用することで、作られた映像がまるで本物であるかのように感じることができる技術なのです。

これまでも立体感のある映像を作る3D技術などはありましたが、それらよりもリアリティがある点が特に注目されています。

360度の視野で仮想現実を楽しめる

人がVRの映像をあたかも実際に触れられるように感じてしまう理由として、「360度の視野で仮想現実を楽しめる」ということが挙げられます。

VRゴーグルを着用すれば、360度の景色全てが作られた映像(仮想現実)となります。

また自身の視野に応じて景色が変わるため、その世界に実際に入り込んでいるかのような体験ができるのです。

VRの仕組みはどうなってるの?

これまでの技術よりも高い没入感を伴う技術であるVR。

ではどのような仕組みによって、その没入感を可能にしているのでしょうか。

早速以下にて解説いたします。

両眼視差を利用する

まず最初にご紹介するのは「両眼視差を利用する」です。

両眼視差とは左右の目で見えている風景が違うことを指します。

「左右の目で見えている風景が違う」と言われてもピンとこない方も多いかもしれませんが、試しに片目ずつ順番に同じ対象を見てみてください。

そうすると、対象が左右に移動したかのように見えることが分かると思います。

これらの左右の目で異なる風景を脳が処理し、人はあらゆるものを立体的に認識しています。

VRはこの両眼視差を利用して、立体感のある映像を可能にしています。

右目用の映像と左目の映像の2種類を撮影し、VRゴーグルを通してこれらを同時に見せることで、脳にその映像が立体的であると認識させているのです。

トラッキング技術を利用する

次にご紹介するのは「トラッキング技術を利用する」です。

トラッキング技術とは人の頭や体の動きを感知する技術のことです。

VRにおいては頭の動きを感知する「ヘッドトラッキング」、目の動きを感知する「アイトラッキング」、体の動きを感知する「ポジショントラッキング」などが用いられています。

これによって右を向けば映像が右に、前に進めば映像が前にといったことを可能としているのです。

そのため自身の動きに合わせて仮想現実の風景も動き、この世界にあたかも自分が実際にいるかのような感覚を味わえます。

VRとARの違いは?

VRとよく合わせて挙げられる技術であるARですが、「どう違うの?」と疑問をお持ちの方も多いと思います。

そこで、VRとARの違いを以下に解説いたします。

ARは仮想現実を現実に拡張する

ARとは「Augmented Reality」の略称で、「拡張現実」と訳されます。

つまり、作成された映像を現実に拡張する技術のことを指します。

ARの代表例として、近年大ブームとなった「ポケモンGO」などの現実世界の風景にゲームキャラクターを登場させるアプリが挙げられますが、あれはまさに現実の世界に作成された映像(仮想現実)を拡張しています。

このようにVRが仮想世界に人を没入させる技術であるのに対して、ARは仮想現実を現実に反映させる技術であるという違いがあります。

VRとMRの違いは?

ARと同様にVRに似た技術としてMRがよく挙げられます。

こちらは世間的にはARより認知度が低いため、ご存知でない方も多いでしょう。

実際に株式会社インプレスが行った調査によると、VRの認知度は9割近く、ARは約3割であったのに対し、MRはおよそ2割程度だったそうです。

しかし、これから大きく伸びることが予想される技術ですので、知っておいて損はないでしょう。

それでは早速、VRとMRの違いを以下にご紹介します。

MRは仮想現実と現実を複合する

MRとは「Mixed Reality」の略称で、日本語では「複合現実」と訳されます。

現実世界にあるものを仮想世界の中に登場させ、現実と仮想現実を複合させる技術です。

ARが現実世界をベースに仮想現実を被せる技術であるため、MRはちょうど反対の技術となります。

VRが仮想世界を作り出す技術であるのに対し、MRは仮想現実と現実を複合させる技術であるという違いがあります。

 

ゲームだけじゃない!VRの活用例をご紹介

VR、と聞いてゲームを連想される方も多いのではないでしょうか。

確かにVRが最初に注目された際は、「PlayStation VR」などゲームに関連したサービスが多くありました。

しかし、冒頭でも触れたようにVRの市場規模は年々拡大の一途をたどっており、まゲームだけでなくビジネスシーンにおいても高い注目を集めているのです。

そこで、以下にVRの活用例をいくつかご紹介いたします。

VR内見

まず最初にご紹介するのは「VR内見」です。

不動産業界では、成約のために物件の撮影や内見を行うことが重要とされています。

しかし、これらは非常に手間がかかり不動産業界の共通課題とされていました。

しかしVRを利用すれば、VRゴーグルを通して撮影データをを見るだけで内見が可能となりました。

VR内見を導入した企業では店舗への来店数やキャンセル率の低下といった成果があったそうです。

避難訓練VR

次にご紹介するのは「避難訓練VR」です。

学校などで年1回程度行われる避難訓練ですが、準備などに非常に手間がかかります。

しかしVRであれば特に準備をすることなく、VRゴーグルを着用すればすぐに避難訓練が行えます。

気象情報や住宅付近の状況まで再現が可能できるため、災害時に行うべき行動を実感をもって学ぶことができます。

VR旅行

次にご紹介するのは「VR旅行」です。

VR画像を見せながら、ビデオ通話で旅行中の様子をリアルタイムに共有することができます。

旅行者が全方向を写すことができるカメラを持参すれば、簡単に旅行中の様子をシェアすることが可能です。

これによって旅行に行くことが出来なかった方も一緒に旅行を楽しむことができるのです。

VR研修

最後にご紹介するのは「VR研修」です。

VR研修は数多くの業界で取り入られており、建築業界の安全講習や小売業界の接客研修、医療業界では手術のトレーニングにも応用されています。

例えば、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社は心房細動の手術に関するVRトレーニングの提供を発表しています。

また小売最大手の企業であるウォルマートでは米国内で雇用している100万人以上の従業員に対してVRヘッドセットを店舗に配布し、基本的な接客や繁忙期の対応などの研修をVRで行なっています。

まとめ

以上、VRの仕組みやAR・MRとの違いなどを解説いたしました。

いずれの内容もVRを知るためには欠かせないものであり、VRについて学びたいという方はまず抑えておくべき内容です。

「VRって一体何なの?」と疑問をお持ちの方の参考になったのではないでしょうか。

 

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