建築CADを徹底比較!!2DCADと3DCADの特徴まとめ【2020年度版】

工場長濵谷

こんにちは、濱谷です。
今回は建築業界で利用されている3DCADと2DCADの特徴をまとめてみました。
それぞれのソフト比較の参考にしてください。

建築3DCADソフトの紹介

まずは建築に向いている3DCADソフトを紹介していきます。

Revit

Autodesk社が開発しているRevit

Revit は このサイトのメインテーマである「Fusion 360」を開発している、Autodesk社が販売を行うBIM設計支援ツールです。
Revitは、BIM機能に特化したCADソフトです。
適応業務としては、建築設計、構造エンジニアリング、機械・電気・配管(MEP)および建設施工と幅広く対応しており、各分野間での共同設計プロセスをサポートしています。

また、Revitには様々な拡張モジュールがAutodesk社から提供されており、日本ユーザー向けに特化したもの(Autodesk Revit Extensions)や、モデルや図面を作成するのに便利なツールなどもあります。

成果物としてのドキュメントの作成も容易に可能です。
平面図、立面図、断面図などの図面に加え、建具表や面積表などの集計表、3Dビュー、レンダリングなど様々なドキュメントとして生成されます。

建築3D CAD「Revit」

 

価格

1か月:45,360円 / 1年間:362,880円 / 3年間:1,088,640円

 

 

ArchiCAD

ArchiCAD

ハンガリーGRAPHISOFT SE 社が開発しているCADで、パーソナルコンピュータ上で2次元および3次元図面を作成できる初めてのCADとして知られています。
Revitと同じくBIMとして有名なCADソフトで、設計から環境シミュレーション、施工管理や建物の管理維持までの建築に関するワークフローを一元的に行える高機能ソフトです。

特徴的なところは、一般に「スマートオブジェクト」と呼ばれるデータの豊富なパラメトリックオブジェクトで作業し、「バーチャルビルディング」と呼ばれる仮想の建築要素を作成するという他のCADとは違ったアプローチであることや、2次元および3次元の両方の画面上で作業することができるようになっていることです。
3次元の情報から常に2次元の平面図、立面図、断面図が3次元のバーチャルビルディングモデルから自動的に生成され、常時更新されます。
これによって各図面間の齟齬や修正ミスが起きにくく、設計業務の正確性やスピードをあげることができます。

また、設計者が視覚的に入力できるよう 壁、柱、梁、スラブ、屋根など建築専用コマンドを予め用意していますので、初めての導入でも、日頃から使い慣れた建築部材や建築要素を使用することが出来るため、スムーズに導入が可能です。
作業の効率化においてもGRAPHISOFT BIMサーバーに連携することで、すべての情報が集約されますので、コラボレーションなどを通して効率の良い設計が可能です。

ArchiCAD

 

ソフトウェア価格

720,000円


Vectorworks

Vectorworksのロゴ

米Nemetschek Vectorworks社が開発を行い、日本ではエーアンドエー株式会社が販売を行っているCADソフトです。
高性能な汎用作図機能に専門分野別(建築設計、宅地造園、舞台照明、機械設計)の設計支援機能、拡張機能を持つ3DCADで、2Dの機能も持っています。

製品のラインアップとしては、最上位のDesigner、建築設計やインテリア・ディスプレイデザインに向いたArchitect、都市計画や、公園、造園に向いたLandmark、ステージ設計、ライティング設計などエンタテインメントデザイン向けのSpotlight、2D/3Dのベーシック版Fundamentalsに分かれており、用途に応じて必要なパッケージを選択可能です。

Vectorworksは作図エンジンにParasolidモデルカーネルを採用した、ソリッドモデラーです。
主な機能としては、ズームインとズームアウトの図面を同時に見ながら進めたり、3Dモデルを正面、側面、斜めの状態を同時に見ながら進めたりすることの可能な「マルチビューウインドウ」や、レンダリングしたものをパノラマビューで取り出したり、スマートデバイスなどでも見ることが可能であり、さらにVRゴーグルなどでバーチャルリアリティー体験が出来るような機能もあります。

Vectorworks

価格

スタンドアロン版(1ライセンス):416,000円


SketchUp Pro

SketchUp Pro

基本設計の初期段階から最終の建設管理までトータルで利用可能なCADです。
プログラムの作成、図式化、集積化、デザイン開発、細部化、ドキュメントの作成、RFI への対応など、図面が必要なところにはほぼ対応しています。WindowsだけでなくMacでも動作します。

3Dの機能としては、プッシュ/プル・クリック・移動など手の延長のように動作するように設計されています。
また、マウスポジションによる推定機能が充実しており、思い通りに描けるということを重視しています。
操作や機能が易しく直感的に設計できるので、初心者や3DCADを初めて導入する人でもスムーズな導入ができます。
モデルはサーフェスモデルのポリゴンモデルですが、擬似曲面のモデリングもレンダリング時に可能となっています。

SketchUp にはサンドボックスと呼ばれる自由曲面を作成するツールが用意されていますが、人体や自然造形、自動車のボディなどの複雑な曲線を精密に作るには高い習熟レベルが必要となります。

通常の3DCADでは、モデリングとレンダリングが分離されており、軽量なモデリングで主に作業を行い、最終の表現をレンダリングで行うものが多いのですが、SketchUpでは最初からレンダリングを行った状態となるため、画面に表示されている状態が最終の出力となり、ポリゴン数の多いモデルには高性能なPC/グラフィックボードが必要となります。
光源は太陽光の濃淡の身となっているため、屋内照明などの拡張を行うにはサードパーティ製の外部プラグインが必要となっています。

SketchUp Pro

価格

118,000円


建築2DCADソフトの紹介

次は建築用の2DCADソフトを紹介していきます。

AutoCAD Architecture

AutoCAD Architecture

米Autodesk社のAutoCADを建築分野向けに特化したパッケージで、建物の設計から設計図書の作成までをサポートしています。
壁、ドア、窓などの建築に必要な機能追加や、新築だけでなくリノベーションの設計に必要な機能も備わっており、既設、解体、新設とオブジェクトを分けて扱うことが可能です。

また、詳細コンポーネントという、オブジェクトとしては扱えない、形が一定でないものや切り取られてしまい現場で加工される材料のようなものを簡単に扱える機能もあり、より建築分野に特化した便利な機能が追加されています。

また、Roombook機能で内部仕上を複数管理でき、同一構造の部屋で内装の違いを表現可能です。

AutoCAD Architecture

価格

1年間:169,560円


DRA-CAD LE

DRA-CAD LE

株式会社建築ピボット社が開発する3次元CAD DRA-CADの2次元機能に的を絞ったエディションで、直感的な操作性と高いカスタマイズ性を持つ国産の建築設計CADです。

マウスだけではなく、タッチパネルを意識したマルチタッチ機能もあり、直感的に利用可能です。また、 紙ベースの地図をスキャナで読み込み、ベクトルデータに変換が可能で、建築物の周辺土地の情報として利用できます。

平均地盤面算定や、木造壁量計算や、N値計算などさまざまな計算と、必要図書のチェックおよび申請用の図面作成機能もあり、建築業向けの必要機能を備えています。

DRA-CAD LE

価格

102,600円


Jw-cad

Jw-cadは無料の2DCADソフトとして有名な、建築設計機能に特化したCADソフトです。

開発に建築士が携わったこともあって、ドラフターを用いた手書きの製図に近い感覚で図面作成ができ、建築設計事務所で多く使われいるCADソフトです。
建築用の設備データや製図記号が多く標準でセットされている他、ネット上で無料データが多く提供されているので、そうしたフリーデータをダウンロードして利用することでスムーズにクオリティの高い設計図面を作成できます。

また、グリッド機能によってアクソメ図や建築パースを簡単に書くこともでき、デザイン的な業務もこなすことができます。

参考記事:無料CADソフトJw-cadの使い方まとめ

Jw-cad

価格

無料


AutoCAD互換CAD

AutoCADとの互換性を重視したCADで、AutoCADよりも低価格に導入できることがメリットとして挙げられています。
古くはAutoCADのデータ形式DWGの読み書きができれば互換CADといわれていましたが、最近では、操作性においてまで似たようなものでないと互換CADとは言わなくなってきました。

主なAutoCAD互換CADといわれているのが、ARES(旧JDraf)、BricsCAD、IJCADなどがあります。

ARES(旧JDraf)

ARES(旧JDraf)

AutoCADだけではなく、JWWに近い感覚でも利用でき、LISP、C#、C/C++によるカスタマイズも可能です。

ARES(旧JDraf)

価格

スタンドアロン版:48,000 円
ネットワーク版:59,500 円


建築CADの操作が学べる「初めての方向け Revit入門セミナー」

「初めての方向け Revit入門セミナー」

建築用3D CAD「Revit」を利用して3Dデータを作成・活用し、実際の業務で設計図書を作成できるようになることを目指すセミナーです。
基礎から分かりやすく学ぶことができるので、3DCAD初心者の方でも安心して受講できるセミナーとなっています!

■ 料金:38,000円(税別)
■ 時間:10:00〜17:30(開場:9:30)
■ 使用ソフト:Autodesk Revit

 

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