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Autodesk社が一部のソフトウェアを無料に拡張するプログラムを公開!インタビューしてきました

こんにちは、Handmader Aikaです。
今回はAutodesk社がなんとソフトウェアの無料体験版期間を2020年6月30日まで拡張する特別なプログラムを発表したと言うことで、どのあたりが特別なのかAutodesk社の方に直接インタビューをしてきました!

-今回のインタビューはAutodesk株式会社よりFusion 360 チームの藤村 祐爾さん

藤村さんはAutodesk社でFusion 360チームのビジネスマネージャーを担当されています。
今回はそんな藤村さんにオンラインでインタビューをさせて頂きました。

-この拡張プログラム企画はどう言った内容なのでしょうか?

今回公開したのはAutodeskが全世界で提供する拡張アクセスプログラムなのですが、簡潔に言うと指定のソフトウェアが2020年6月30日まで無料で使えるプログラムとなっています。
指定ソフトウェアはFusion 360以外にもBIM 360 Docs、BIM 360 Design、Fusion Team、AutoCAD Web and Mobile、Shotgunの6ソフトを提供しています。
このソフトウェア達はクラウドワークに特化しているものばかりですので、お気軽に使用頂けると思います。
各ソフトには常に無料体験版が30日間配布されていますが、今回の拡張プログラムでは、この無償体験の仕組みを活用しています。すぐに体験版を導入して頂ければ通常は30日間のところ、30日以上無料でこれらのソフトウェアを使用することが出来ます。
また、ここが今回の特別プログラムの最大のメリットなのですが、通常の無料体験版では商用利用が出来ない規定になっているところ、本プログラムの期間中は商用利用が可能となっています。
更にソフトの中では無料体験版だとロゴが入ってしまったりするものもありますが、6月30日まではフル機能を無料でご使用頂けるのが大きなポイントだと思います。

そしてFusion 360 に関して言えば、更にソフトウェア内で使用できる300クレジット(52,800円相当)もプレゼントしています。
このクレジットはジェネレーティブデザインの計算や、計算結果のSTLモデル・スカルプトモデルへの出力に使えたり、アニメーションの書き出しやクラウドでの解析機能にも使用できます。
300クレジットはかなり奮発しているので是非この機会にたくさん利用して頂きたいです!

-この拡張プログラムをご紹介しようと思ったきっかけはなんですか?

従来3DCADやCAE、CAMのような専門性の高いソフトは自宅で利用するのが難しいものと思われていましたし、近年テレワーク化が進んでいく中で、いざご自宅で会社と同じようにものづくりをしようとすると環境がない、と言うお困りの方も多いと思います。
ただ私達Autodeskでは、そんな自宅では利用できない印象を受ける専門ソフトウェアを開発、またアップデートし続けておりいまして、現在ではFusion 360 など、クラウドに特化しており高スペックなパソコンでなくても導入できるソフトを提供させていただいております。

ですので、様々なご事情はあるかと思いますが、デザイナーやエンジニアの方々が、普段会社で使っておられる、3Dソフトはご自宅でもご利用いただけるソフトだと言うことをもっと知って頂きたい、是非活用して頂きたい、という一心で今回の拡張プログラムのご紹介に至りました。

-拡張プログラムの利用に関して、対象者はどんな方になるのですか?

本プログラムは、元々は昨今の環境変化において皆さまのビジネス環境を支援させていただく目的で企画されたものです。

会社に出勤しなくてもご自宅でソフトウェアを使用されたい方をはじめとして、もちろんどんな方でも今回の拡張プログラムを利用することができます。

もちろん学生の方でも、趣味でものづくりをされたい方でもどなたでもご活用頂けます。

よくありがちな、「今後購入する方限定です!」などという縛りもないので、是非この機会に色んなソフトウェアを試して頂きたいです。

例えば最近の話題で言うと、人工呼吸器のパーツを3Dプリンターで出力して、なんて言うのも話題になりましたよね。あの時は3Dプリントで必要な物品が作られたことがすごく取り上げられていましたが、もしも世界中の人々が当たり前の様に3DCADでデータを作れるようになれば、3Dプリントという素晴らしいハードウェアを活用して、いかようにも自分で必要なものが作れるようになるわけです。3Dプリントは素晴らしい道具ですが、3Dプリントだけでは本当に欲しいものは作れません。
私達オートデスクが提供する様々な製品は、言い換えればそういった皆様のニーズをサポートすることができるツール、またはプラットフォームと考えております。

今回のプログラムを通じて、それぞれの方が「今自分にできること」を拡張するための、「お手伝い」ができたらいいなと思います。

-どんな人に利用して頂きたいですか?

先程お伝えした通り様々な方にご利用いただきたいのですが、現在生活で困っていることをこのソフト達で担って頂いたり、
生活を維持するためにこれを作りたい、あれを作りたいと言う風に利用してもらえるのも理想だと思います。
ご自宅での時間が増えた方もいらっしゃると思いますので、3DCADをやったことがないと言う方も是非挑戦して頂きたいなと思っています。
また、皆さんの身の回りで、ものづくりに携われておられる方、3DCADが自宅には無いとおっしゃられている方々にも本プログラムと主旨をご紹介いただけましたら幸いです。

-拡張プログラムの利用において、サポートなどはあるんでしょうか?

Fusion 360にフォーカスを当てる話になってしまいますが、現在既に日本でも数万人がFusion 360を利用しています。
ですので既にSNSやフォーラムでもFusion 360ユーザーが日々ディスカッションをしているのですが、それをご利用頂くのも非常に便利かと思いますし、YouTubeにビギナー向けの動画もあります。また書籍なども販売されていますし、分からないところはなんでも聞ける「フォーラム」というFusion 360専用の質問受付用ウェブサイトも用意されておりますので、ぜひご活用いただきたいです。

また、今回拡張プログラムで体験版を導入頂いた方限定でソフトウェア導入のサポートもしています。
こちらのサポートでは、

  • ソフトウェアのダウンロード・インストール手順紹介
  • ソフトウェアの操作方法紹介
  • 各ソフトウェアで出来ることや出来ないことのコーチング

などのサポートを受け付けています。
もし今回の拡張プログラムに参加したいけど作品作りまでたどり着くのが不安な方は拡張プログラム導入時に案内されるサポートをご利用ください。
お電話でもメールでもサポートしていますのでお気軽にご相談ください。

また、この拡張プログラムに関してのお問い合わせは下記でお受けしています。

【本プログラムにおけるFusion 360についてのお問い合わせ先】
電話でのご相談 0800-080-4228(フリーダイヤル)
メールでのご相談 info.fusion360@autodesk.com

このほかに、無料で受講できるオンラインセミナーやデモンストレーション、YouTube Live なども実施していますので、Fusion 360 を習得するのにぜひ活用して欲しいです。(Fusion 360 Japanでご検索ください)

-この企画は今後の情勢次第では延長されるのでしょうか?

現在状況の変化がとても激しいので何とも言えないのですが、この拡張プログラムはオートデスクが世界中で取り組んでいるイベントです。
現在は2020年6月30日までと決定しているのでこれ以上の事は私達にも予測ができないのですが、
延長がある場合はメールやサイトの方でアップデートの公開をしますのでチェック頂けるとすぐに情報が手に入るかと思います。

インタビューをしたHandmader Aikaの感想

今回はAutodesk社から藤村さんにインタビューさせて頂きましたが、いくつもの人気ソフトウェアを2020年6月30日まで無料にすると言う試みはすごく挑戦的で私達にとっては嬉しいイベントだと思いました。
各ソフトウェアの無料期限は2020年6月30日なので、1日でも早く導入した方がいいですね!
この機会に3DCAD技術を向上させて、6月でバリバリ仕事に役立てるなんて言うスケジュールも素敵です!
是非この記事を読んだらお早めにソフトをインストールしてみてください。

Fusion360 無料期間拡張プログラムへの登録はこちら

Fusion 360のダウンロードはこちら
※「商用目的」を選択しないと300クレジットが手に入りませんのでご注意ください

本プログラムについて様々な疑問点もお持ちかと思いますが、こちらの「よくある質問と答え」が掲載されているこちらのサイトもチェックしてみてください。
https://knowledge.autodesk.com/ja/search-result/caas/simplecontent/content/extended-access-program-questions-and-answers.html

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