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Fusion 360 Academy 登壇者にインタビュー 第六弾 リン・キム 〜Fusion 360 + Dynamoの素晴らしさ

Fusion 360に出会ったきっかけを教えてください。

元々特許事務所でデザインの特許申請のサポート業務を行っていました。
そういったデザインを見ているうちに、自分でもデザインをしてみたいな、と思うようになりました。
クライアントの依頼があれば、特許庁のフォーマットに合わせて図面を作ったりしていたのですが、
そうしてるうちに私自身もデザインをやってみたいという気持ちが強くなり、インターネットで3DCADを検索していたら、Fusion 360 を見つけました。
元々他のソフトを使っていたのですが、それはあまり合いませんでした。
Fusion 360に慣れるまでは、ジヌという韓国の人が書いたチュートリアルがあって、それを見てやってみようと思いました。

Fusion 360は使ってみて難しかったですか?

元々使っていたCADソフトと比べると、自分にとっては非常に使いやすかったので、
吸収が早くすぐに慣れることができました。
個人的には全く難しいと感じませんでしたね。

Fusion 360の個人的に好きなポイントは何ですか?

私がFusion 360で個人的に好きなのはスカルプト機能です。
あと、特にシートメタルがすごく面白いと思います。
本当の使い方として鉄板を曲げるのではなく、デザインとしてよく利用しています。

Fusion 360 Academyではスピーカーをされましたが、どうでしたか?

とても自分が誇らしいです!
私は発表の経験もないし、自分性格もスピーカーに向いていないと思っていたので、事前にたくさん練習を行いました。
アカデミーに行く前には7歳の娘に観客として聞いてもらって、たっぷり練習しました。

スピーキングはかなり練習を重ねられたんですね。

実際に観客を想定しては2回練習しました。
その前後はずーっと一人で話し続けながら黙々と練習していました。
アカデミー前日まですごく心配していましたが、檀上に上がる前に少し冷静になれました。
当日の観客の反応はさまざまで、実際自分のスピーキングがどうだったかは当日見て頂いた方におまかせします(笑)

韓国での発表と比べてどうでしたか?

韓国とは規模が全く違くて、日本の方が大きいイベントでした。
韓国は日本に比べるとインタラクティブ性が違って、韓国では一方的なものが多いのですが、日本ではインタラクティブ性が高いと感じました。
韓国では1ヵ月に1回集まっていますが、ソウルだけなので、人数が伸びることには限界があるのかな、と思います。

モデリングバトルに出場していましたね!

今回の来日の主な目的は発表だったので、モデリングバトルではありませんでした。
でもモデリングバトルの時は既に自分の発表が終わっていたので、リラックスして出場できました。
韓国でも1度経験しているので、楽しんでモデリングすることが出来ました。
負けてしまったのでとても悔しかったですが(笑)
昨年のムービーも見ましたが、今年の方がレベルが上がっていると思いました。

日本のFusion 360ユーザーで好きな方はいますか?

日本のFusion 360ユーザーでは、Tomoさんという方の作品をよく見ています。

https://twitter.com/tomo1230

押し出しコンペをご覧になりましたか?

見ました!びっくりしました!
私の方では、Dynamoを使って作ったコンペをご紹介したのですが、4000ボディなどを押し出しだけで作るのはびっくりしました。

Dynamoのおすすめポイント、Dynamoをはじめたきっかけなど教えてください。

ユージさんが「Dynamoやってみてよ」と言った一言がきっかけで始めました。
基本的に負けず嫌いなので、そう言われるとやりたくなってしまう性格なんです。
Dynamoのおすすめポイントは自動化機能ですね。 私は反復的な作業が好きではありません。
Fusion 360は元々パラメトリックモデリングの機能が十分素晴らしいですが、Dynamoでさらに楽に作業することができます。
ですがDynamoは資料があまりネットにもないので、かなり苦労しました。
資料が少ないからこそ、私が作って公開してあげよう!というモチベーションがありました。

https://www.youtube.com/watch?v=_9wiNXOtq8A

日本のこの動画が、Dynamoの画面説明として一番参考になりました。
英語UIだったので、画面を見ながら作りました。

日本語の挨拶が上手で、全てのプレゼンが日本語なのかと勘違いするくらいでした!

冒頭のあいさつだけ日本語の予定だったのですが、意外としゃべれたので通訳のウォンジンさんも驚いていました。

最後に日本のFusion 360ユーザーに一言お願いします。

日本に来る時は、言葉も文化も違って更に発表もあったので心配していましたが、Fusion 360は最大の共通言語だと感じました。
日本に来るのも初めてでしたし、海外に行く経験もあまりなかったので、心配していました。
Fusion 360で日本のコミュニティと繋がれた感じがしましたし、日本のコミュニティともっと広く交流したいです。また日本に来たいですし、日本のユーザーも韓国に来てほしいと思っています。すごく良い機会を頂いて個人的にとても感謝しています。

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