こんにちは。大塚です。
今回はRaspberry Pi(ラズベリーパイ)について、できるだけ簡単に価格、できる事や機能をまとめていきたいと思います。
Raspberry Pi(ラズベリーパイ)とは?
まずは、Raspberry Piとは何かということについてですが、シングルボードコンピュータに位置付けられています。
よくラズパイなんて呼ばれていますね。
シングルボードコンピュータは、マイクロコンピュータ(マイコン)と入出力回路などを1枚の基板に乗せたもののことで、高機能なCPUを搭載していて、LinuxやWindows 10 IoT CoreなどのOSが動くコンピュータが、Raspberry Pi です。
まぁ、ざっくりと色んなことができる「安い小さなコンピュータ」というのがわかりやすいですね。
RaspberryPiのできること
Raspberry Piのできることは、サーバーとして使ったり、家電やドローンなどの電子工作のプラットフォームとして使う事ができます。
また、Raspberry Piのスペックが向上した事で普段使いのPCとして利用できます。
Raspberry Pi(ラズパイ)の開発目的
今でこそIoT界隈で、ラズパイの名前で親しまれているRaspberry Piですが、そもそも何の目的で作られたものなのでしょうか?
Raspberry Piは、イギリスのラズベリー財団という団体が開発しているもので、元々は、学校で基本的なコンピュータの学習をするために作られたものなんです。
そのため、必要最低限の機能と拡張性を持ち、なおかつ安価で提供できるように構成されているんですね。
発売当初の価格が日本円で約3,500円という驚くべき値段で発売されたこともあり、発売初日に10万台も注文があったそうです。
これは教育目的の購入だけではなく、コンピュータを趣味としてる大人達に受け入れられたことが大きいようです。
コンピュータがこの値段で売り出されれば衝動買いしてしまいそうですよね。
この流れで今にいたるまで、コンピュータで何かを作るなら、まずはRaspberry Pi(ラズパイ)から始めよう!となってきているわけですね。
Raspberry Pi(ラズパイ)の種類と価格まとめ
では、大まかなことがわかってきたところで、次はRaspberry Pi(ラズパイ)の種類と価格についてみてみましょう!
Raspberry Piは次々と新しいモデルが登場しているので、今回は、2018年以降に発売された3モデルについて紹介します。
基本的には新しいものの方が性能が高いので、まずは下記の3種類をチェックしていきましょう!
Raspberry Pi Zero WH
2018年1月発売
メーカー標準価格 14ドル(約1,680円)
Raspberry Pi 3 model A+
2018年11月発売
メーカー標準価格 25ドル(約3,000円)
Raspberry Pi 3 model B+
2018年3月発売
メーカー標準価格 35ドル(約4,200円)
Raspberry Pi 2018年以降発売モデルのスペック比較・まとめ
Raspberry Pi 3機種の違いが分かりやすいように下の表にまとめてみました。
Raspberry Pi Zero WH | Raspberry Pi3 Model A+ | Raspberry Pi3 Model B+ | |
---|---|---|---|
発売日 | 2018年1月 | 2018年11月 | 2018年3月 |
値段 | 14ドル | 25ドル | 35ドル |
CPU | Broadcom BCM2835 1.0GHz |
Broadcom BCM2837B0 1.4Ghz |
Broadcom BCM2837B0 1.4Ghz |
メモリ | 512MB | 512MB | 1GB |
無線機能 | IEEE802.11 b/g/n 無線 LAN Bluetooth 4.1 / BLE |
IEEE802.11.b/g/n/ac 無線LAN Bluetooth 4.2 / BLE |
IEEE802.11.b/g/n/ac 無線LAN Bluetooth 4.2 / BLE |
USBポート | 1(microUSB) | 1 | 4 |
イーサネット | なし | なし | あり |
GPIO | 40pin | 40pin | 40pin |
ストレージ | microSD | microSD | microSD |
大きさ | 65×30×5mm | 65 × 56 × 12mm | 85 × 56 × 17mm |
この表から分かる通り、
- Raspberry Pi zero WH
- Raspberry Pi3 Model A+
- Raspberry Pi3 Model B+
の順にメーカー標準価格が上がっていき、性能も高くなっていることがわかります。
また、合わせてサイズも大きくなっていっていますね。
では、それぞれの特徴についてみていきましょう!
Raspberry Pi zero WH
2018年に発売された3モデルで最も安い価格となっています。
無線LAN搭載で、GPIOピンも標準で搭載なので、拡張性が高いモデルとなっています。
省電力である点も評価USBがmicroUSBのみとなっている点は注意が必要です。
安価にコンパクトにRaspberry Piを楽しみたいという方におすすめのモデルです。
Raspberry Pi3 Model A+
2018年11月に発売されたモデルです。
有線接続がなく、USBポートが1、メモリがB+の半分の512MBとなっています。
Raspberry Pi3 Model B+ のいいとこを残して、余計な部分を極力削ぎ落としてコンパクトにした機種と言えると思います。
金額もB+に対して安く設定されており、コストパフォーマンスにすぐれたモデルといえそうです。
Raspberry Pi zero WHではスペック不足、Raspberry Pi B+ではサイズ的に大きすぎるという場合にピッタリのモデルです。
Raspberry Pi3 Model B+
Raspberry Pi3 Model B+ は現在購入できる中で最もハイスペックのRaspberry Piといえます。
イーサネットもあり、USBも4つ付いています。
サイズも他の2機種と比べると大きく、クレジットカードと同じぐらいのサイズになっています。
そのため最も高価ではありますが、もともとが安価なRaspberry Piですので、メーカーの標準金額差として1,000円程度なので、どれを買えばわからない!とりあえず何をするかわからない!と言う人はこのModel B+ を買っておくと安心かなと思います。
また、発売が2018年3月と発売から少し日が経っているので、価格が落ち着いてきているのも嬉しいところです。
Raspberry Piでできることまとめ
最後に、Raspberry Piを買ってみたいけれど、何をすればいいかわからないという方向けにできることの一例を紹介します!
これをヒントに、あなたなりのRaspberry Pi ライフを楽しんでください。
DIYでスマートホーム化
最近流行りのDIYにRaspberry Piを組み合わせることで、スマートホーム化を進めることができます。
ドアに取り付けて、スマートロックにしてみたり、鏡に天気予報を写したり、照明を音声でコントロールしてみたりもできます。
オリジナルのデジタルフォトフレーム
デジタルフォトフレームといえば、小さめなものが多いですが、Raspberry Piと組み合わせることで、大型のデジタルフォトフレームを作成することも可能です。
部屋の一面にお気に入りの写真のスライドショーを表示させたら、気持ちよく仕事ができそうですね。
モバイルロボット
Raspberry Pi でロボットをつくることも可能です。
センサーと接続させて、障害物を避けて移動したり、音や光を認識して踊ったりするロボットだって作成することができます。
まとめ
いかがだったでしょうか。まだRaspberry Piを使ったことがないと言う方はぜひこの機会にRaspberry Pi で色々なものを作ってみてください。
他にもRaspberry Piに関する記事を書いているのでよかったら読んでみてください。