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Draftsight(ドラフトサイト)とは?Draftsightの機能を徹底解説

CAD/CAM/CAE 研究所

公開日:2019.06.07 最終更新日 : 2019.08.09

今回は、無償版から有償版へ移行が発表され話題の高機能2DCAD Draftsight(ドラフトサイト)の詳細を解説します。


※注意※
Draftsight 2018も、2019年12月31日で無償版は利用できなくなります。Windows版のDraftsightは残念ながら有料版のみでの提供となります。(30日間の試用期間はあり)。

ベータ版(Standard)であるMacおよびLinux版は引き続き無料で利用可能とのこと。
有償化についての詳細は、ダッソー・システムズ社の公式ブログに記載がありますので、ご確認ください。

Draftsight(ドラフトサイト)とは?

Draftsightは、DWG ファイルの作成、編集、表示を より効率的に行うことのできる、プロフェッショナル向けの2 次元 CAD 製品です。建築・土木・機械設計などさまざまな分野で利用されています。最近では、大手ゼネコンさんでも全ての2DCADをDraftsightにしている、といった記事を見かけました。
汎用2DCADの代表格である、オートデスク社AutoCADの、DWG形式での読み込み、書き出しが行えるため、建設関係から、機械製図まで幅広い分野で利用されています。
1番のポイントは、無償提供されているJW_CADと比較して、DWGデータの互換性が優れているところではないでしょうか。

参考記事:
Draftsight が有償化?無料で使う方法はあるか調べてみました!
DraftsightをMac OSで使う方法

Draftsight(ドラフトサイト)の機能まとめ

【作成】作図ツール

2D作図では必須のツール、四角形/円/線分/ポリライン/オフセット/ハッチングなどのコマンドが用意されています。

【修正】作図ツール

フィレット/面取り/長さ変更/トリム/パターン/コピー/ミラー/分割/など、修正や仕上げに必要なコマンドが揃っています。

【フォーマット】管理系コマンド群

画層(一般的にはレイヤー)/線種/寸法スタイルなどが揃っています。

PDFへの書き出し機能

[印刷]コマンドで作成します。

その他、まだまだコマンドはたくさんありますが、汎用2DCADとしては、全く不足なく作図ができるのではないでしょうか。

今後、有償版を活用していこうとされる方も多いと思いますので、Standard版で提供されていない機能も、ご紹介します。

Draftsight Professionalの機能まとめ

Toolbox

各工業規格を定義するデータ テーブルを選択。Toolbox で利用可能な基本標準は次のとおりです。

ボルトとねじ、ナット、ピン、座金、また、穴作成などのライブラリから標準ハードウェアを選択して挿入します。



表面粗さと溶接記号を作成、プレビュー、追加することにより図面を詳細化します。

バルーンの作成と部品表との関連付け、リビジョン管理が可能です。

インポート可能なファイル形式の増加

オブジェクト、DGNファイル、SVGファイルをインポート可能になります。

DrawCompare

図面1と図面2を選択することで、差分を認識し、追加、削除を行うことができます。図面比較機能が搭載されていました。
「DrawCompare は、2 つの DraftSight の図面を比較し、含まれているエンティティの違いを特定します。 これらの違いは、3 番目の図に色分けを使用して表示されます。
DrawCompare は、ビット レベルで図面のビットマップを比較します。 図面を比較する際、視覚的な変更のみ捉えることができます。 たとえば、注釈を左に 2mm 移動すると、この変更は図面の比較に反映されます。 ただし、説明などのユーザー定義プロパティを変更しても、比較には反映されません。」(※ヘルプ参照)

G-codeジェネレータ


選択した作図線をGコードとして出力可能になっています。簡単なポケット加工などのCNC切削加工のNCを作成することができます。

Draftsightのスペックまとめ

DraftSight 2019
Standard
DraftSight 2019
Professional
DraftSight 2019
Premium
DraftSight 2019
Enterprise
DraftSight 2019
Enterprise Plus
DraftSight 2019
Prosumer
機能 基本的な 2D CAD 図面機能
2D 図面ソリューション
Standard の全ての機能+図面機能拡張API 機能 Professional の全ての機能+3次元作成機能(モデリング、プロトタイピング、製造、加工に有効な機能) Professional 機能をご使用のお客様向け、ネットワークライセンス、展開ツールおよびテクニカルサポート Premium 機能をご使用のお客様向け、ネットワークライセンス、展開ツールおよびテクニカルサポート インストール、アクティベーション、コンフィギュレーションに関する電話とメールによるサポート
OS Windows®
(Mac および Linux 版:
Beta 版のみ)
Windows® Windows® Windows®
最低 2 本以上の購入が必要
Windows®
最低 2 本以上の購入が必要
N/A
購入方法 www.DraftSight.com/Standardへアクセスしてオンライン決済 www.DraftSight.com/Professional へアクセスしてオンライン決済 www.DraftSight.com/Premium へアクセスしてオンライン決済 販売代理店へお問い合わせ下さい。 販売代理店へお問い合わせ下さい。 https://www.DraftSight.com/Prosumerへアクセスしてオンライン決済
トライアル 不可 可能 不可 可能 可能 N/A
ライセンス 12 か月期間ライセンス 12 か月期間ライセンス 12 か月期間ライセンス * 12 か月期間ライセンス
*一括払い+ SS 支払 。次年度以降は、12 カ月ごと SS のみ更新
* 12 か月期間ライセンス
*一括払い+ SS 支払 。次年度以降は、12カ月ごと SS のみ更新
3 か月または 12 か月期間
価格(USD) $99 $199 $499 販売代理店にお問い合わせ下さい。 販売代理店にお問い合わせ下さい。 販売代理店にお問い合わせ下さい。
サポート 1) Forum を介した swYm コミュニティへのアクセス
2) インストールまたはアクティベーションに関する Email 問い合わせ
1) Forum を介した swYm コミュニティへのアクセス
2) インストールまたはアクティベーションに関する Email 問い合わせ
1) Forum を介した swYm コミュニティへのアクセス
2) インストールまたはアクティベーションに関する Email 問い合わせ
1) Forum を介した swYm コミュニティへのアクセス
2) 電話または email によるテクニカルサポート
1) Forum を介した swYm コミュニティへのアクセス
2) 電話または email によるテクニカルサポート
1) Forum を介した swYm コミュニティへのアクセス
2) 電話または email によるテクニカルサポート

読込書出可能なファイル形式

多くのDWG、DXFファイル形式に対応しています。あまり古いバージョンだと互換性が悪くなったりしますので、ある程度新しい規格で運用することをお勧めします。

Draftsightでできることまとめ

◆機械設計も建築設計も対応できる汎用CAD

建設、土木、機械設計の全てでお使い頂ける2DCADです。

◆選択方法、オブジェクトスナップ操作がAutoCADと同じ
左から右:窓選択
右から左:交差選択
こちらもほぼ同じ仕様です。
更にAutoCAD同様、一時スナップにも対応しています。一時スナップを使いこなすことで、作業が高速化しますね。

◆ショートカット設定もできました!
ユーザープリファレンスの別名から設定できました!

◆Lisp(Professional版~)
Professional版以上ですが、Lispへも対応しているとのこと。こちら市場価格よりもかなり安価で利用できるのではないでしょうか。

◆Gコード作成(Professional版~)
こちらもProfessional版以上ですが、NCデータを作成可能です。Z座標は手動で入力しますが、NCファイルとして保存してくれる機能です。

Draftsightを導入するメリットまとめ

導入メリット1

価格が安い(これまでは無償版有)が、高機能な汎用2DCAD機能を利用できる。互換性CADの中でも高機能なのではないでしょうか。
Professional版であれば、各種規格パーツなども利用できます。

導入メリット2

AutoCADなど他の汎用2DCADを操作したことがある方なら、早期習得が可能だと思います。
学生のうちは、AutoCADが無償利用できますので、AutoCADを利用されていた新入社員なんかには、相性が良さそうですね。

導入メリット3

3DCADで設計をしていても、最後の少しの2D図面仕上げ作業が必要だ、という方は、安価でしっかり図面が仕上がるのでおすすめです!

Draftsightの価格まとめ

無料試用版ライセンス

Draftsight日本語特設サイトより入手可能。30日間無料で利用可能です。
https://www.solidworks.com/ja/product/draftsight_JPN

DraftSight Standardライセンス

10,900円/年間(税別)
中心線挿入, アクティブレイヤーへのペースト機能, 重複するエンティティの除去, クイック修正, PDF インポート

DraftSight Professionalライセンス

21,900円/年間(税別)
セルを使った方程式, ブロックアトリビュートマネージャー, ビューポートレイヤーのフリーズ, イメージトレーサー,
3DEXPERIENCE Marketplace Make との統合, HomeByMe との統合

DraftSight Premiumライセンス

54,900円/年間(税別)
フル 3 次元機能, 2 次元ジオメトリおよび寸法拘束

*参照元:DraftSight 2019 – FAQ
https://www.solidworks.com/sites/default/files/draftsight_2019_faq_beforelaunch.pdf

Draftsigttを無料でインストールする方法


現在も、ダッソー・システムズ社のDraftsight日本語特設サイトからダウンロードすることができます。30日間無料で利用できます。

https://www.solidworks.com/ja/product/draftsight_JPN

Draftsigttのインストール方法

上記、無料トライアルは『こちら』から進むと、
・メールアドレス入力
・アンケート入力
の2項求められますので、入力して送信します。

次に、以下5種類のダウンロードソフトが選べるサイトが表示されますので、ご自身の利用環境を確認してダウンロードしてください。

Download DraftSight 2019 for Windows 64bit
Download DraftSight 2019 for Windows 32bit
Download DraftSight 2019 for Mac (beta)
Download DraftSight 2019 for Fedora (beta)
Download DraftSight 2019 for Ubuntu (beta)

ダウンロードした「DraftSight64.exe」を実行すると、インストールウィザードが表示され、インストールが始まります。「30日間試用版」でインストールしてみます。

利用規約に同意すして、インストール完了を待ちます。

無事起動することができました。

DraftSightの使い方

新規ドキュメントを作成

[ファイル]-[新規]、もしくは、上記画像中の〇箇所を選択します。

初期設定方法

Windows版だと、[ツール]-[オプション]からシステムオプションを開きます。
Mac版だと、[Draftsight]-[設定]からシステムオプションを開きます。
グラフィックス領域の設定や、ショートカットキー、印刷設定などを設定することができます。

作図してみよう

[作成]-[円]、[作成]-[四角形]、[修正]-[フィレット]を使って作図します。
また、[寸法]-[中心マーク]で円を選択すると、中心線が作成されます。

データの保存方法

[ファイル]-[名前を付けて保存]を選択し、ファイル名、ファイルの種類を設定して保存します。

まとめ

いかがでしたでしょうか?Draftsightがかなり有効なツールであることがご理解いただけたら幸いです。
Windows版は残念ながら有償化してしまいましたが、ベータ版(Standard)であるMacおよびLinux版は無償で利用可能です。
建築、土木、製造業、すべてのフェーズでご利用頂くことが可能ですので、一度ダウンロードしてみてはいかがでしょうか。

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