Jw_cadをMac OSで使う方法を徹底解説
こんにちはCAD/CAM/CAE研究所です。
今回は、Jw_cadをMac OSで使う方法について徹底解説します!
Mac OSでJw_cadを使う際に役立ててください。
Jw_cadとは?
Jw_cadはWindows Vista, 7, 8, 10 上で動作する2D(2次元)汎用CADです。開発に建築士が関わっているため建築分野に便利な機能が多く、建築汎用CADとも言われています。
また、大きな特徴として、無料で商用利用が可能なソフトになっています。
公式ではWindows OSのみの対応ですが、有志でMac OS Xでも動作する「JW-CAD for Mac」が配布されています。
今回は、「JW-CAD for Mac」の入手からインストールまで注意点も踏まえて徹底解説します!
Jw_cadをMac OSで使う方法
プログラムのダウンロード
JW-CAD for Mac はここからダウンロードができます。
ダウンロードされたZIPファイルには安定バージョン(Ver.7.11)と最新バージョン(Ver.8系)の2つが同梱されています。
製作者が確認している対応OSはMac OS X v10.6 Snow Leopard~Mac OS v10.12 Sierraまでですが、ユーザーによりMac OS v10.14 Mojaveでも動作が確認されています。
インストールの手順と注意点
ダウンロードしたZIPファイルの解凍をします。
解凍されたファイルのうち、下記のいずれか利用したい方を「アプリケーション」フォルダに移動します。
「JW-CAD.7.11_for_Mac.app」(安定バージョン)
「JW-CAD.8.01b_for_Mac.ap」”(最新バージョン)
注意:Sierraでは、初回起動時にアプリケーションフォルダ以外の場所で起動するとロックされしまい、起動できなくなりますので、必ずアプリケーションフォルダに移動させて下さい。
また、同じPCを別アカウントで利用する場合は、ユーザーフォルダ内の「アプリケーション」フォルダにそれぞれインストールしてください。JW-CAD for Mac内のCドライブに保存されたデータはアプリ内部に保存されだけでなく、Sierraのセキュリティによりインストールしたアカウント以外で起動できなくなります。
設置したアプリを、右クリック(control+クリック)して「開く」を選択します。警告画面が「開く」を選ぶとアプリが起動します。
インストール時のトラブルシューティング
「JW-CAD for Mac」 のインストール/起動に失敗する
以下の2点をご確認下さい。
・[システム環境設定] – [セキュリティとプライバシー] – [ダウンロードしたアプリケーションの実行許可] で「App Storeと確認済みの開発元からのアプリケーションを許可」にチェックが入っているか
・管理者権限があるユーザーでインストールしているか
上記の設定をしても「JW-CAD for Mac」が起動しない
以下の「Wineskin.app」 の設定変更をお試し下さい。
インストールの後、「JW-CAD for Mac.app」を右クリックしてパッケージの内容を表示させます。
「Wineskin.app」をダブルクリックして「Set Screen Options」をクリック
次の画面で下記のようにチェックして「Done」
日本語表示が文字化けしている
以下の「Wineskin.app」 の設定変更をお試し下さい。
「Wineskin.app」をダブルクリックして「Advanced」をクリック
「Tools」の下にある「Winetricks」ボタンをクリック
表示されたポップアップウィンドウのリストの「fonts」を展開し、「cjkfonts」にチェック
右下の「Run」ボタンでプログラムを実行
実行完了を確認し、一番下にある「Close」ボタンでポップアップウィンドウを閉じる
保存先(Cドライブ)の場所
JW-CAD for Macのアプリから、Cドライブにデータを保存すると、アプリの内部へ保存されます。Mac OS X本体側から保存先にアクセスする方法は下記の通りです。
「JW-CAD for Mac」を右クリック(ctrl+クリック)して、「パッケージの内容を表示」
「drive_c」フォルダがCドライブになります。
※このフォルダはショートカットなので、同階層の”Contents” → “Resources” → “drive_c”フォルダが実際のCドライブの保存先です。
まとめ
日本中で広く使用されているJw_cadがMac OSでも使用できるようになれば、より一層データのやり取りがスムーズになり、業務もはかどりますね。
また、「JW-CAD for Mac」で困った事があれば、専用の掲示板が用意されているため、ユーザー同士で助け合いながら活用できるので助かりますね。
Macユーザーさんもぜひ試してみて下さい。