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オートメーション化が進む社会で、技術者に求められるスキルとは?

以前公開されたイギリスのオックスフォード大学のマイケル-A·オズボーン准教授の論文「未来の雇用」では、「今後10~20年程度で、米国の総雇用者の約47%の仕事が機械・ロボットによって代替されるだろう」と記載されています。

では、Fusion 360のようなCAD・CAM・CAEの領域はどうでしょうか?

以前の記事で紹介されている「次世代の革新的な設計手法、設計概念 『Generative Design』」のような機能が既にFusion 360には搭載されています。

▼トポロジー最適化による自動モデリング
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また、AI技術の発達により、三面図からの自動設計や、自動ツールパスの作成なども可能になってくることでしょう。
これにより、大幅な工数削減を見込めると同時に、多くのCAD・CAM技術者の働き方が変わってくることが予想されます。


自動化による人員削減

三菱東京UFJは、RPA(Robotic Process Automation)にいち早く着目し、業務自動化の取り組みを行うことで昨年、約1万人もの人員削減を行いました。
このように最新技術を利用することで、業務効率化を図る企業は増えてきています。

例えば、3Dプリンターの「3D砂型積層工法」を用いることで、砂型を直接作成でき、あとは、熱処理して金属を流せる状態になるため、早くても2週間はかかっていた鋳型製造の期間を2、3日にまで短縮することに成功している企業(株式会社 コイワイ)があります。

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またブリヂストンでは、タイヤ成型システムにリアルタイムで自動制御する人工知能(AI)を実装することで、自動化によるスキルレス化を実現しました。

このシステムを導入するまでは、手作業によるタイヤ成型が前提となっていたため、技能伝承や教育が重要な要素になっていました。
しかし、このシステムを取り入れることで、技術者のスキルに依存してきた生産工程や品質保証の判断・動作などを全て設備側で自動化することに成功しました。


オートメーション化は大きなチャンスです!

ロボットによる自動化が進むことで、今までは専門的な技術を極めることで通用してきたものが、ロボットに代替されることで通用しなくなってくることが予想されます。

「オートメーション化 = 人員削除」というイメージがあり、暗い気持ちになる方も多いかと思いますが、むしろ技術者にとっては他と差をつけるチャンスです。

では、今後どういったスキルが技術者に求められるのでしょうか?


技術者に求められるスキルとは?

技術者は、中堅になるにつれて、技術以外の様々なスキルが求められるようになってきます。
そして、「成長」や「技能修得」よりも「成果」を求められるようになります。

もし、高い技術があったとしても、お客さんは「あなたが自社にどう貢献してくれるか」しか関心がありませんし、会社は「どのような売上や利益をもたらせてくれるか」という視点で評価します。

単なるエキスパートではなく、プロフェッショナルな技術者、優秀なプロジェクトマネジャーなるには、技術力の足し算ばかりを続けていてはいけません。

そこで必要になってくるのが「伝達力」と「交渉力」です。

「伝達力」は、みなさんの高い技術力が、より高く評価を受けるためスキルです。
「交渉力」は、高い技術を発揮する機会と環境を手に入れるスキルです。

「伝達力」と「交渉力」こそが、今技術者が磨くべきスキルです。


「伝達力」と「交渉力」を身につける方法は!?

「伝達力」と「交渉力」は誰にでも必ず身につくスキルです。
ただ、「伝達力」と「交渉力」を身につけるためには、「コミュニケーション」ロジックを学び、コミュニケーションが論理的に説明できる判断軸を手に入れる必要があります。
その上で、「伝達力」や「交渉力」としてのアウトプットスキルを、トレーニングすることで修得していきます。

コミュニケーションのロジックや、「伝達力」「交渉力」のアウトプットスキルを体系だって実践的に学びたい方は、「エンジニアのための『伝達力』×『交渉力』獲得セミナー」をお勧めします。

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そのため、必ず現場で役に立つ視点と解決策が手に入りのでお勧めです!

一人の天才からイノベーションが生まれる時代は終わったと言われています。
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