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自転車を愛するあまり自分で作ってみた⁉

こんにちは、三谷です。

今回は、自転車をこよなく愛する高橋さんをご紹介します。
自転車に対する熱い思いと、Fusion 360の活用についてご紹介します。

自己紹介をお願いします。

高橋秀司、生まれは岐阜県岐阜市で、今も岐阜市住在です。
1959年生まれ58歳です。
趣味は自転車、海遊び、と言っても好きな船の上でのんびり食事をしたらお酒を呑んだり、のんびりすることです。
趣味「金属加工」と書きたいところですがFusion 360とKitMill AST200が無いと何もできないので金属加工とは少し違いますね。

CNCに出会ったきっかけは何ですか??

10代から自転車が好きでした。
高価でほしくても買えなかった自転車(Rene)が買える頃には、その自転車メーカーは潰れていました。
それでもそのころの思いが忘れられなく、2010年に1950年のフレームの状態で入手。
古い自転車なので部品を探しても手に入れる事が難しく、CNCフライスなら自分で造れるだろうと2015年8月にオリジナルマインドさんのKitMill AST200を無謀にも購入しました。

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自転車への想いが素敵ですね!苦労などありましたか??

購入してからが大変でした!
全くの素人が使える代物じゃ無かったです…
色んな文献、NETで調べましたが、調べれば調べるほどちんぷんかんぷん。。

独学はかなり大変ですよね…

インターネットの色んな所を検索し金属加工につながるHPを探しまくっていた時に、
ママさん設計者が優しく教える「CNCフライス超入門に出会い、
ダメもとでテクノフレキの藤崎さんに電話で相談をしたんです。
すると、オリジナルマインドさんのHPにFusion 360スリプリCADセミナーが有るからと教えていただきました。
Fusion 360スリプリCADセミナーを知り、12月に名古屋で受講しました。
1月には東京でCNCセミナーを受講し、モデリングから切削までの基本を習得することが出来ました。
2DCADに関してはある程度基礎知識が有ったので習得するのにさほど苦労しませんでしたが、
3DCADに関しては難しく考えすぎていたことに気が付き分かりやすいセミナーでした。
それでも手探り状態で失敗を繰り返し、現在に至る所です。

制作の手順を教えてください!

私の場合、手に入るものから寸法を取り実際のフレームに合うようにCADで作図しCAMへ持っていきます。
ギヤー板の製作には、素人ながら色々工夫しました。
KitMill AST20のワークテーブルのY軸のストロークが短い為、半分ずつ加工しました。
2回に分けて加工するため、原点の位置のずれが無い様に、また、切削箇所を工夫して島の状態で残すことで、切削時間の短縮等しながら削りました。

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こちらはハンドルのステムです↓↓
左右裏表合計6回の加工、部分ごとに一つのパーツと考え別々の原点を持たせ、
段取り替えが大変でしたが満足する仕上がりになりました。

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ねじ切り加工もこの部品で必要だったので試行錯誤を繰り返し学びました。
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↓クランクギヤー板が付く所です。
右側のクランクはKitMill AST20のY軸のストロークより長い為二度に分け加工しています。
その為クランク下側に加工跡が残っています。

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自分で製作しレストアした自転車が乗っているwebサイトです。
自転車が好きな方は是非ご覧ください。
ビンテージバイクレストアギャラリー
各種金属加工・ものづくり工房

今後はどんなものを作りたいですか??

実は自転車部品以外にも、オリジナルのカードケース、名刺入れ、スマホケースなどを作っています。
すべてアルミ製ですよ!
今は自転車の部品造りばかりですがこれからは色んな物を切削していきたいです。

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今後の作品も楽しみにしています。ありがとうございました!

ありがとうございました。

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