みなさん、Fusion 360 ブラウザ版が開発されているのはご存知でしょうか?
昨年2016年11月17日に新機能の一つとして公式発表されました。
Fusion 360 新機能を公式発表!ブラウザ版、ECAD、ジェネレーティブ・デザインなどを追加
http://www.autodesk.co.jp/adsk/servlet/item?siteID=1169823&id=25212418
とここで恒例のクイズ問題です!
この記事の概要目次
Q.実は一昨年の2015年にFusion 360 のブラウザ版という位置づけで 初めてその開発プロジェクトの内容が公開されましたが、 その時のプロジェクト名は次のうちどれでしょうか?
1.サーバル
2.フェネック
3.レオパード
4.ジャガー
5.ラッキービースト
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答えは、3番の「レオパード」でした。
3番以外はジャパリパーク(けものフレンズ)のフレンズたちですね!^^
2015年11月11日に「PROJECT LEOPARD」として初めてその情報が公開されました。
http://projectleopard.com/
当時ベータ公開のアナウンスはされていましたが、その後の音沙汰がなく気になっていたのですが
1年後の2016年11月17日に Fusion 360 ブラウザ版 としてようやく公式に出てきました。
評価ユーザ限定(アカウントに付与)でベータ評価機能として公開されていて評価ができます。
そこで現在どこまで開発されているのか?どんな画面になっているのか?操作性はどうなのか?
など気になる方もいらっしゃると思いますので随時最新情報を紹介していきたいと思います。
今回はPC版と比べて画面や操作性がどうなってるのかというところを
次の3つの疑問点にポイントをしぼってVol.01としてご紹介します。
Fusion 360 Brower ブラウザ版 ベータ評価バージョン レビュー Vol.01
疑問1.ブラウザを使ってどうやって実行するのか?
疑問2.PC版と比べて画面イメージはどうなのか?
疑問3.PC版と比べて操作性はいいのか?
疑問1.ブラウザを使ってどうやって実行するのか?
Fusion 360 のクラウドサービス画面にブラウザ機能が追加されます。
作成する場合は、新規メニュー「Fusion デザイン」から実行します。
編集する場合は、3つの画面にある編集するためのメニュー「オンライン編集」から実行します。
現在利用できる環境としては、PCでのGoogle ChromeブラウザとApple iPadが対応しています。
AndroidタブレットのGoogle Chromeでも動作はしましたが、まだPCベースなので
ハードスペックに依存して動作は重いですね。
あとRaspberry Pi 3 にもGoogle Chromeが入っていますが残念ながらダメでした。
疑問2.PC版と比べて画面イメージはどうなのか?
スリプリさんのFusion 360 セミナーでモデリング講習の題材になっているロボットの
Fusion 360 のPC版で作成した同じモデルデータをPC版(日本語)とブラウザ版(英語)で
開いた画面です。
開いた画面です。
ブラウザ版の方はまだ日本語には対応していないのですが、ほぼ同じように見えますね。
PC版(日本語)
ブラウザ版(英語)
PC版(日本語)
ブラウザ版(英語)
ロボットの胴体の脇に文字を入れてあるのですが、現在ブラウザ版(ベータ評価)のほうには
スケッチのテキストコマンドがまだないので履歴から編集しようとするとエラーになってしまいますが
互換性はあるようですね。
アセンブリはまだできませんが、コンポーネントを使ったモデルもPC版と同等に見えます。
これは私がPC版で作ったマネークリップですが、タイムラインでの履歴再生でもちゃんと構築されます。
疑問3.PC版と比べて操作性はいいのか?
まだ機能が不十分なところもありますが、基本操作はPC版と同等な操作性ですね。
コマンドのショートカットキーもPC版以上に割り当てられていてストレスなく操作ができます。
実際にブラウザ版で簡単なモデリングのデモ動画を撮ったのでご覧ください。
いかがでしたでしょうか?
はやくFusion 360 ブラウザ版の正式リリースされる日が待ち遠しいですね。
次回はブラウザ版の現状使える各コマンド機能や基本設定画面の内容をご紹介したいと思います。
では、また次回をお楽しみに!
ともさんこと [改] 神原Θ友徳 かんばら とものり でした。
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