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Autodesk University 2016 レポート 番外編 Fusion360新機能紹介

こんにちは、スリプリの三谷です。

今回は、ここ数日ちまたで話題になっている、Fusion360の今後の新機能をご紹介します。
今後の開発についての発表があったKeynoteセッションとは別に、会場にて流れていたコンセプトムービーを発見しまして、スマホで動画を撮ってきました!笑
近々公式から発表になるムービーだと思いますが、一足先にご覧いただきましょう!各機能のご紹介とともに、本記事の一番最後にムービーをつけてありますのでご覧ください。

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① Eagleとの連携

Eagleは、PCBと呼ばれるプリント基板、電子回路を設計するためのソフトです。Eagleで設計したプリント基板がFusion360にインポートされ、他の部品と干渉している場合に設計変更をインタラクティブに行えます。現在未搭載の機能です

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② シミュレーション

先日のアップデートで搭載された機能です。非線形解析や座屈解析など、高価な解析ソフトでないとできなかった複雑な解析や、固定箇所や力がかかる箇所、軽量化率を入れると最適な形状を計算するトポロジー最適化機能などの先進的な機能が搭載されています。

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③ シートメタル

一定の板厚を持った板金部品の設計を支援する機能です。ロボットなどの外装などの設計には欠かせない機能です。
作成したモデルは曲げ部分の伸びしろを計算して展開され、レーザーカッターでの加工ができるようになります。現在未搭載の機能です。

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また、板金部品を1枚の板から歩留りよくカットするためのネスティング機能もついているようです。無駄な端材が出ないように、なるべく隙間なく、パズルのように並べることができます。現在未搭載の機能です。

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④ ブランチ&マージ

ブランチ&マージ機能は、複数人で設計を行っているときに便利な機能です。ブランチとは枝分かれを意味し、マージとは結合することを意味します。
ある設計を行っている際に、部品を複数パターン作成して分岐(ブランチ)し、最終的にどれを正式なものにするか(マージ)ということが簡単にできるようになります。
Fusion360のコラボレーション機能と組み合わせたら素晴らしいチーム設計ができそうですね!現在未搭載の機能です。

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⑤ ラティス化と、3Dプリントシミュレーション

シミュレーションの機能の中に「ラティス構造」と呼ばれる格子状の形状を生成する機能が搭載されるようです(現在は未搭載)。この機能を使用すると、強度をそのままに軽量化ができます。また、それに伴って金属の3Dプリントのシミュレーション機能も搭載されるようです。詳細はわかりませんが、Netfabbの技術の一部かもしれませんね!

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⑥ 4 /5軸加工

先日のアップデートで追加された機能です。
トポロジー最適化やラティス化と組み合わせた複雑な加工を取り入れることで、製造にかかる時間を大幅に早くできるでしょう!

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⑦ Webブラウザ版Fusion360

Webブラウザ上で動作するFusion360が出現しました。パソコンだけではなく、タブレット端末やスマートフォンでもモデリングができる時代になるでしょう!現在未搭載の機能です。

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いかがだったでしょうか?
Fusion360は将来がとっても楽しみなソフトですが、その将来が実現するまでが非常に短時間なのも魅力です!
いくつかの機能は来年初めには入るという話を聞いています。みなさんも日々スキルを上げて新機能をどんどん使いこなしてくださいね!

この後も、最新情報をお伝えしていきますのでお楽しみに!!

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