こんにちは。
ミニ四駆の削り出しも終盤戦、どんどん部品が仕上がっていきます!
早速ですが、前回削り上げたシャーシとボディを仮合わせしてみました!
か、かっちょいい!!
うひょー!!と言っている間に、ボディの前もどんどん削れていきます。
DMM.makeのテックスタッフのNさんにデータを作っていただき、切削しています!
そして徐々に出来上がっていき・・・
で、できたーーーー!!!
実はこのボディ後ろとボディ前の加工が、私たちにとっては非常に鬼門でした。
なぜか補正がずれており仕上がっていないボディ後ろ、順調に見えて途中で材料が外れるハプニングに見舞われたボディ前、財布を忘れて帰宅するNさん。。
そんな苦労も、これを見れば元気が出ます!!
すごいぜーーー!!
ホイール⇒ボディ後ろ⇒シャーシ⇒ボディ前の順で削ってきましたが、最後の難関がこちらです。
4本の突き出る何か。そう、それは実はモーターなのです。
みなさん、ミニ四駆のモーターって見たことありますか?
そう、こんなやつですね。
※出展:http://www.tamiya.com
今回、中に入っているコイルの見た目がかっこいいから、という、ただそれだけの理由で市販のモーターをひんむき、新たにモーターのカバー部品を3種類 × 4つ、削り出しで作らなければならないのです!
※よい子はマネしないでください。
そして、モーター4つがそれぞれの車輪を回す構造になっています。
タイヤ1個に対してエンジンが1つ!!なんて早そうなんだ!優勝間違いなしだぜ~~!!
※一般的なミニ四駆は、約130g前後
※中、すっかすかな状態での重量
ま、見なかったことにして、とりあえずモーターカバーを削ります。
ただ、このモーターカバーの真ん中の部品は、横からも穴をあけないといけない構造のため、ひっくり返したり横を向けたりしながら削る必要があります。この配置換えを「段取り替え」というのですが、ひっくり返した時にちょっとでもずれると段差がついて仕上がってしまいます。
以前ずれてしまったボディ後ろ
その段差がつかないように円筒のものを横向けて削るには、それを押さえる治具というのを設計して、それ自体も作らないといけないのです。
そんな時間は残されていません!
そこで別の機械が登場です。
横穴から何からいっぺんに削れる機械で、道端に落ちていたアルミの棒材を使って、削り始めます。
※ちゃんと買いました。2,600円くらいです。
結果はこちら。
がったがた!!!
原因は2つ。機械の事情で、熱を持たないように通常吹き付ける、「クーラント」と呼ばれるエアーやオイルを散布できなかったこと、そして、前回もご紹介したDLCコーティングの刃物が使用できなかったことです。
そのため、切削中に発生する熱により、「溶着」と呼ばれる現象が発生しているのです。溶けてでろでろになっちゃったイメージですね。
切削はとっても奥が深い世界ですね~
タイムリミットが迫るため、削る速さが早く、ゴールド色になるため高級感を演出でき、ミニ四駆のいいアクセントになる真鍮で行きます!
アルミに比べて真鍮って重さどうなんだろう??
・・・・・
さぁ、何はともあれ削りましょう。
この機械は、いろんな方向から削れるので1回の段取りで全部削ってしまいました!
で、できたのがこちら。
下側の部品はまだ加工中です。
窓からのぞく、シルバーと赤のモーター・・・
たしかにかっこいい!!
いよいよ次回は最終章、組み立て工程に入りますよ!!
残すは7/15(金)、大会の前日のみ!
おそらく今回が、大会前の最後の投稿になります。
出来立てほやほやのアルミニ四駆が見たい方、颯爽と走る雄姿を見たい方、1mmも動かないところを見たい方、2016/7/16、10:30~
Fabミニ四駆カップに集まれ!!
会場は品川ですよ♪
https://fabmini4wd.com