日本のモノづくりをテクノロジーで変革するキャディ株式会社が運営する製造業の受発注プラットフォーム「CADDi(キャディ)」は、5月27日より、切削加工品の受託生産サービスを開始したと発表がありました。
キャディ社では2017年の創業時より、板金加工部品の製造を加工会社へ委託したい発注者に、品質・価格・納期において最適な加工会社を選定する受発注のプラットフォームを提供してきました。
これまで対応できる加工は板金加工のみでしたが、創業当初よりユーザーから多くの要望があった切削加工(旋盤、フライス、マシニング、研削等)について、金属・樹脂ともに対応を開始。
これにより発注者の方は、板金加工品と切削加工品両方の図面をまとめて発注が可能なため、調達における工数の大幅な削減が期待できるとのことです。
切削加工品の発注依頼においては、送付いただいた図面データをもとにCADDi独自の原価計算アルゴリズムに則って最短2時間で見積もりを回答してくれるそうです。
製造業の受発注プラットフォーム「CADDi」とは?!
CADDiは、独自開発の原価計算アルゴリズムに則った自動見積もりシステムによって、発注者と品質・納期・価格が最も適合する加工会社とのマッチングを可能にする製造業の受発注プラットフォームです。
3D CADデータからわずか7秒で見積もりを算出し、従来2週間以上かかっていた見積もり取得の負担を解消できるうえ、低価格かつ高品質な加工品の安定発注を可能にします。
100年以上イノベーションが起きてこなかった国内120兆円の調達領域における非効率を、テクノロジーを用いて構造変革することで抜本的に解決できるとのことです。
2019年4月時点、累計全国約3,000社の企業がCADDiを利用しています。
なお、板金加工ですでに提供開始している3D CADデータの自動見積もりについては、今回のサービス提供対象外となるそうです。
切削加工品における3D CADデータの自動見積もりを含めたサービスの提供開始については秋頃を予定しています。
改善をし続けている「CADDi」の新たなサービスに今後も注目です!